▼セミファイナル(第8試合)スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK -76.0kg契約 3分3R延長1R
〇松倉信太郎(TRY HARD GYM/KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王者、WPMF世界同級王者)
KO 2R 0分18秒 ※左フック
×武来安(アメリカ/上州松井ジム/WMCインターコンチネンタルライトヘビー級王者)
松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントでの優勝を経てK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねた。2018年に戦場を『RISE』に移し、『RIZIN』にも参戦。2019年7月にイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争うも、5R判定負けで王座戴冠を逃した。2020年9月の『スックワンキントーン』ではWPMF世界スーパーミドル級王座を獲得。12月にT-98を判定3-0で降し、2021年3月にはトーナメントを制してKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座に就いた。
武来安はアメリカ北西部のモンタナ州出身で、留学生として日本へ渡りキックボクシングでプロデビュー。ヒジありのムエタイルールで活躍し、2018年9月にはK-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメントにも参戦。2019年7月に本来のムエタイルールに戻ってWMCインターコンチネンタルライトヘビー級王座を獲得した。今年5月にはRISEに初参戦し、小西拓槙を判定で破っている。今回は王者・松倉との戦いのために、ベスト体重のライトヘビー級(-79.38kg)から3kg以上絞っての参戦となる。
1R、右ローを蹴り合い、右ストレートを狙う両者。武来安はボディにも右ストレート。松倉は右カーフを蹴り、武来安は右ストレートを出しながら前へ出る。右ストレートで尻もちをつく松倉。しかし、松倉が左ミドルを蹴り、右カーフからの狙いすました右ストレートでダウンを奪う。
前に出てパンチを放ち反撃する武来安に松倉はまたも右カーフからの右ストレート。武来安は後ろ蹴りを繰り出す。
2Rが始まってすぐ、松倉が右ストレートをヒットさせるが、その直後に武来安の右ストレートもクリーンヒット。一気に前へ出る武来安が打ち合いに行き、松倉は下がりながら応戦。そして松倉は立ち止まると左フックを振り抜く。これが武来安を捉え、その場に崩れ落ちる。
鮮やかなKO劇で勝利した松倉はリングの四方へ向かって笑顔で勝利をアピール。武来安は失神し、担架で運ばれた。
松倉は「僕はこれで7連勝目なんですが、ここまで16回負けているんですよ。でもいろいろな人のおかげで俺も頑張らないといけないなと、僕は全然強くないので全然寝れなかったし、試合当日も帰りたいくらい怖かったりするんですが、いろいろな人のおかげで勇気を持って戦えます。結果が出なくても応援してくれる、そういう人たちの力になれるような選手になりたいです」とマイクで語る。
そして「RIZINにKNOCK OUTから4選手出て1勝3敗。僕、ここまでRIZINに2回呼ばれて2つともKOで勝って失神させていて。ちょっと違うよねって思っているので。RIZINでKNOCK OUTを体現できるのは僕しかいない」と、KNOCK OUTを背負ってRIZINに出るのは俺だとアピールした。