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レポート

【RISE】103秒のダウンの応酬で工藤政英がKO勝ちで初防衛、知花デビットが良星との延長死闘制す! 竜哉と数島はドロー、極真・南原健太はKOデビュー=7.28後楽園「RISE 151」

2021/07/28 18:07

▼第3試合 -85kg契約 3分3R
×佐野勇海(NJKF拳之会)
[3R 2分20秒 KO] ※左ストレート

〇南原健太(極真会館/第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝)


 南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。那須川は体格で上回る南原に勝つために、ステップを駆使して打たせずに打つ現在のスタイルの元となるスタイルを編み出したというエピソードがあり、那須川も「今のスタイルがあるのは健太のおかげ」と話している。南原が史上最年少の17歳で世界選手権大会への出場を決めた時には、エールを送り合った。


 第32回全日本ウエイト制空手道選手権大会第3位、第11回全世界空手道選手権大会ベスト32、第49回全日本選手権大会第7位、第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝などの実績を持つ。現RISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノアとは極真会館城北支部の同門で、元RISEヘビー級王者・清水賢吾は先輩にあたる。極真会館からは5月にRISEでプロデビューした樋口知春、6月に同じくRISEでプロデビューした山科直史に続いて今年3人目の参戦となった。


 その南原と対戦する佐野は2020年11月の『RIZIN.25』でプロデビューし、テコンドー全日本選手権9連覇の江畑秀範からパンチでダウンを奪い判定勝利。プロ戦績は2勝1分。また、アマチュア時代には2020年3月、ピーター・アーツの息子マルシアーノ・アーツと対戦し、3RにパンチでKO勝ちしている。


 1R、いきなり左右ラッシュの佐野に、ジャブ・ローをコツコツ突く南原は右ボディ左フックをヒット! さらに右ローで削り右ストレート、右の前蹴りを佐野の顔面に当てる。


 2R、徐々に佐野のパンチを見切り、ジャブ&ローを当てる南原。左右ボディからフックに繋ぐ。佐野は手数が減ると、南原は右の後ろ廻し蹴りを側頭部にヒット! しかしタフな佐野は下がりながらも凌ぐ。


 3R、南原のジャブにアゴが上がる佐野。さらに左前蹴りを腹に突く南原は佐野の左右をダックでかわし左右ボディから跳びヒザへ。左ボディについにくの字になる佐野はダウン! 再開。南原は右ヒザを効かせて左ストレートでKO勝利した。


 試合後、南原はリング上で「平日のなか、たくさんの応援ありがとうございます! 前評判も高くしていただいてプレッシャーもありましたが、めちゃくちゃ仕上がっていたので緊張せずに戦えました。倒すことが目標だったのでKOできてホッとしています。RISEのヘビー級のスターになりたいと思っています。応援、よろしくお願いします。押忍」と挨拶した。

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