キックボクシング
レポート

【RISE】103秒のダウンの応酬で工藤政英がKO勝ちで初防衛、知花デビットが良星との延長死闘制す! 竜哉と数島はドロー、極真・南原健太はKOデビュー=7.28後楽園「RISE 151」

2021/07/28 18:07

▼第5試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
×山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級5位)
[2R 0分7秒 TKO] ※ドクターストップ
〇梅井泰成(TEAM TEPPEN/同級7位)


 山川は北海道在住のファイターで、2018年にはRISEバンタム級王座決定トーナメントに出場。2019年4月大会からフェザー級に階級を上げ、11月に初開催された『RISE NORTH』では堂々メインを務め、タイ人選手に勝利。サウスポーからの蹴りを得意とするが、打ち合いも辞さない。2020年4月に出場が決定していた『ROAD TO ONE』は対戦相手の欠場によりキャンセル、11月の『RISE143』にてRISEフェザー級王者挑戦者査定試合で梅井との対戦が発表されていたが追突事故に巻き込まれ、負傷により欠場と不運が重なっていた。今年4月にホームリングの『BOUT』でNJKFスーパーバンタム級王者の久保田雄太を右フック一発で初回KOに沈めて復活した。戦績は14勝(7KO)7敗2分。


 梅井は4歳の頃より始めた空手、中学一年から始めた柔道、そして高校ではレスリングと、様々な格闘技経験を持つ。柔道では全国中学柔道大会に出場し、レスリングでは近畿大会で3位入賞。19歳でキックボクサーを志し、2019年10月にはRIZINで植山征紀と対戦(判定負け)。その後、TEPPENに移籍してRISEで2連勝中。戦績は10勝(1KO)6敗。


 1R、ともにサウスポー構え。左のカーフキックを当てて中に入ってヒザ、バックフィストと嵐のような攻撃は梅井。さらに右ボディストレートも。梅井のハイをスウェイでかわす山川は左のカーフをもらいながらも圧力をかける。梅井は左カーフ! 山川はヒザを落とす。


 2R、山川にドクターチェック。「視界がボヤけていて、眼窩底骨折の疑いがあるためドクターストップ」のアナウンス。山川は続行を訴えるも試合はストップ、梅井のTKO勝ちとなった。


 梅井はリング上で「ど平日のめちゃくちゃ忙しいなか、応援ありがとうございます。練習で自分のために時間を使ってくれた那須川会長、天心、ありがとうございました。前田大尊さんが引退して、不安なときに声をかけてくれて、そのおかげでいまの自分がいます。ありがとうございました。あと、同じ京都で、RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント一回戦で風音(TEAM TEPPEN)が(江幡睦に)勝って、あの試合にすごい勇気をもらいました。風音を応援してください。僕も同じ京都として頑張ります。今回、変われた姿を見せられたと思います。3戦3勝なんで評価してもらえたらと思います」と語った。

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