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【RISE】大崎一貴が石井一成からダウンを奪って勝利、志朗は延長戦で滉大をダウンさせ振り切る、風音が江幡睦を破る番狂わせ、政所仁も田丸辰をダウンさせる

2021/07/18 22:07

▼セミファイナル(第12試合)RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント 一回戦
×滉大(及川道場/HOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者、第2代DEEP☆KICK 53kg王者)
延長R 判定0-3 ※8-10×3
○志 朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝、ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
※本戦の判定は※30-30、29-30、30-30。


 滉大は関西で活躍するファイターで2017年4月に現在K-1で活躍する玖村将史、7月に現在RISEで活躍する政所仁、12月にKNOCK OUTで活躍したタネヨシホを連続撃破してDEEP☆KICK 53kg王者となった。さらに、2019年5月のホーストカップではJ-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者で大崎一貴の弟・孔稀から延長戦で勝利を収め、HOOST CUP日本スーパーフライ王座に就いた。戦績は15戦無敗を誇っていたが、2019年10月のHOOST CUPで大崎一貴に判定2-0で敗れて初黒星。再起戦となった昨年10月の大阪大会ではMA日本バンタム級王者・KING剛をフルマークの判定で下して初防衛に成功。その実力者ぶりは以前から轟いていたが、今回ついにRISE参戦を果たす。


 志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。新日本キックボクシング協会で活躍し、2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からは「打倒・那須川天心」を掲げてRISEに参戦。2019年9月の「RISE WORLD SERIES」-58kg級決勝戦でついに実現したが、判定3-0(30-28×3)で敗れた。打倒・那須川天心を近い、2020年11月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント」で植山征紀と鈴木真彦を破って優勝。今年2月に再び那須川に挑んだが、判定で敗れた。戦績は22勝(10KO)3敗4分(タイの試合は除く)。


 1R、滉大は左ミドル、志朗は右ロー。滉大が蹴ると必ず蹴り返す志朗。自分からはジャブを突き、まずは様子見か。滉大は積極的に左ハイも蹴っていく。


 2R、ジャブと右ローをしっかり当てていく志朗に、滉大はフェイントをかけつつコンビネーションの中でハイキックを蹴る。志朗のワンツーには左フック。打ち合いでは負けていない。


 3Rはジャブと右ローに加えてワンツー、右ストレートも繰り出す志朗。この右をもらって滉大はクリンチが増える。それでも顔面前蹴りをヒットさせ、左フックも打って対抗。


 判定はジャッジ1名が志朗を支持したがドロー。延長戦へ突入する。前に出る滉大は左ハイ、左ボディをヒットさせる。手数も多く滉大に流れが傾き始めたかのように見えたが、志朗が矢のようなワンツーでダウンを奪う。立ち上がった滉大はそれでも前に出るが、志朗の右をもう一度もらう。志朗はステップを使って距離を保ち、そのまま試合を終えて1回戦をクリアーした。


 志朗はマイクを持つと「本当は53kgでも強い志朗を見せたかったんですけど、滉大選手強かったです。全然今回の動きは合格点に及びませんが、出るからには55kgに続いて53kgも制覇したいと思います。9月、横浜で応援お願います」と、苦戦に苦笑いしながらも二階級制覇を宣言した。

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