▼第1試合 ライト級(-63kg) 3分3R
〇樋口知春(極真会館/第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会 中量級優勝)
判定2-0 ※30-28、28-28、29-28
×塩川琉斗(TOP STAR GYM)
また一人、極真空手の猛者がキックボクシングに転向。樋口がライト級(-63kg)3分3Rで、塩川とプロデビュー戦を行う。
樋口は極真会館総本部の指導員で、2013国際親善空手道選手権大会高校1年生+65kg優勝を皮切りに、全日本ウェイト制空手道選手権大会中量級では2016年3位、2017年準優勝、2018年優勝。2019第12回全世界空手道選手権大会に日本代表として出場し、ベスト16入りをしている。2018年の全日本ウェイト制決勝では、現在キックボクサーとしてすでに活躍中の与座優貴と決勝を争い、再延長まで戦うが決着がつかず、試割判定で樋口が勝利した。ラッシュ力には定評があり、キックボクシングでもダイナミックな動きで頂点をとることができるか。
対する塩川はアマチュアで6勝3敗。今年1月のRISE EVOLオープニングファイトにてAmateur RISE Nova ルールで参戦し、同じく今回がプロデビュー戦となる。
1R、両者蹴りが多め。樋口は塩川の蹴りをかわしての右インローを多用。塩川はよく動いて蹴りを放つが、樋口はしっかりブロック。塩川の右ローを一瞬キャッチしての右フックでダウンを奪う。その後も右ロー、右インロー、右フックと右の攻撃が冴える樋口。
2R、サウスポーの塩川は横構えになってのサイドキック。組んでのヒザ蹴りに活路を求める。樋口は右インローと左ロー、右フックの強打。表情に余裕が見えてきた塩川は前蹴りで突き放し、ワンツーから組み付いてのヒザ蹴り。樋口は出鼻をくじかれる展開に。
3R、顔面前蹴りで大きく下がらされる樋口。手数が減った樋口に塩川は細かく連打、樋口も右フックを返すが振りが大きくかわされる。残り時間わずかで勝負をかけて前へ出る樋口は塩川の細かいパンチをもらって見栄えが悪いが、前へ出て攻撃を続ける。
判定は2-0で樋口がデビュー戦勝利を飾った。