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【ONE】青木真也がフォラヤンに1R一本勝ちで秋山に対戦呼びかけ! デ・リダーがンサンとの再戦制し二階級制覇、レユンがアルバレスからダウン奪い判定勝ち

2021/04/29 09:04

▼第5試合 ライト級 5分3R
○オク・レユン(韓国)76.95kg
[判定3-0]

×エディ・アルバレス(米国)77.10kg


 アルバレスは、元UFC&Bellator世界ライト級王者。2013年にマイケル・チャンドラーを破りBellator世界ライト級王者となると、2016年にはUFCでハファエル・ドス・アンジョスをTKOに下し、UFC世界ライト級のベルトも腰に巻いた。その後、ジャスティン・ゲイジーをKOに下し、ダスティン・ポイエーに敗れ、ONEに移籍。

 2019年3月のONEデビュー戦でティモフィ・ナシューヒンにTKO負けを喫するも、2019年8月にはエドゥアルド・フォラヤンを逆転のリアネイキドチョークで極めて一本勝ちしている。

 2021年4月の「ONE on TNT 1」ではユーリ・ラピクスと対戦。先にテイクダウンを奪ったアルバレスが、両足を束ねてパウンドも、それがラピクスの後頭部に入り、試合続行不可能に。レッドカードが出され、アルバレスの反則負けとなっていた。しかし、後日の検証でイエローカードが妥当とされ、試合結果が「ノーコンテスト」に変更。アルバレスは今回の「ONE on TNT 4」にも出場となった。今回勝利し、クリスチャン・リーが持つベルトに挑戦を望んでいる。


 オク・レユンは韓国ライト級最強ファイター。HEATでもトム・サントスを苦しめるなど実力者ぶりを示しているオク・レユンは、韓国Double Gで、モンゴルのブレンゾリグ・バットムンクとの再戦をリアネイキドチョークで一本勝ちすると、Gladiatorライト級王者のキ・ウォンビンにも判定勝ち。

 2021年4月の「ONE TNT 3」でONEデビューを果たし、ダゲスタン出身のマラット・ガフロフ(ライト級5位)に判定勝ち。アルバレス戦が有力視されていた。ONEライト級2位のラピクスに優勢だったアルバレス越えで、一気に上位進出を狙う。


 1R、ともにオーソドックス構え。左右を振ってシングルレッグに入るアルバレス。両足を引き出しテイクダウンを狙うが、足を抜いて右で小手に巻くレユン。左で差すアルバレスは再びシングルレッグへ。


 上からヒジを突くレユン。右で差しに変えてアルバレスはアゴ下に頭をつけて前に振って引き出しテイクダウン! しかし、すぐに立つレユン。離れるアルバレス。右を振るアルバレスに、レユンは右を打ち抜きダウン!

 ガードに入れるアルバレスだが、鉄槌連打のレユン。レフェリーが間に入りそうになるも、アルバレスの動きに様子を見る。レユンはスタンド勝負に戻すと、右を当てる! アルバレスも左、右を返しゴング。


 2R、シングルレッグから右で差すアルバレスだが、突き放すレユン。アルバレスは右ロー、そしてダブルレッグ&小外がけテイクダウンも、すぐに金網背に立つレユン。再び右で差すアルバレスだが、突き放すレユン。


 ヒザ着きのダブルレッグに入るアルバレス。金網まで詰めると右で差し上げ、右ヒザをボディに突く。離れて左右を振り、再びダブルレッグも切るレユン。


 左右のローを突くレユンに、アルバレスはなおもダブルレッグへ。脇を潜りバックを狙うアルバレス。離れるレユンになおも金網に詰めて右を振るアルバレス。


 3R、右ローを突くアルバレス。詰めるとダブルレッグへ。切るレユンにアルバレスは右アッパー。さらにカウンターの左フック! またも休まずダブルレッグに入ると、尻を着かせるも、すぐに立つレユン! 右ローを当てるアルバレス。何度もテイクダウントライを続けるアルバレス。レユンの走り込んでのヒザをかわし、右カーフキックを当てるアルバレス。レユンは右前蹴りも、その打ち終わりに詰めるアルバレスは声を上げながらテイクダウンを狙う。右を打つレユンは右アッパーも。


 アルバレスも右を首もとに返すと右ハイをガード上に。金網背にするレユンも左を振るが手数はアルバレス。判定へ。1Rにダウンを奪ったレユン。2R以降、回復させてテイクダウントライ、手数も出したアルバレスだが、決定打は奪えず、テイクダウンもすぐに立たれ、判定は3-0でレユンが勝利した。

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