▼第4試合 ヘビー級 5分3R
○キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)112.50kg
[2R 5分00秒 TKO]
×オマール・ケイン(セネガル)116.3kg
“ログログ”ことオマール・ケインは、パンチ有りのセネガル相撲の英雄でMMA3勝無敗。2019年12月に27歳でMMAデビューし、ONEファイターのモハメド・アリに勝利しているソフィアヌ・ブキシューを相手に2R TKO勝ち。
2021年1月のONEデビュー戦では、立ち技のスペシャリストで柔道経験もあるアライン・ンガラニをシングルレッグから小内刈でテイクダウンしパウンドアウト。続く、2021年4月の「ONE on TNT 1」では、MMAデビュー戦のキックボクサー パトリック・シミッドを1RにパウンドでTKO勝ちしている。
対するベラルーシのキリル・グリシェンコもMMA3勝無敗。世界レベルのレスラーで、2017年のレスリング世界選手権グレコローマン130kg級5位、2019年欧州大会では優勝の実績を持つ。2020年にMMAデビューし、地元ローカル大会のBFC、NFGで3戦ともにフィニッシュしている。
セネガル相撲vs.グレコローマンの組みの戦いにも注目だ。
1R、向き合うとデータと異なりグリシェンコの方が長身。ともにオーソドックス構え。詰めるグリシェンコは左前蹴りから詰めるが、そこにケインも四つに。ここで相撲のように差した右手で思わずパンツを掴む反則のケイン。
しかし両脇を差すグリシェンコはヒザを突き上がる。左は差し返したケイン。その左脇に右ボディを突くグリシェンコ。再び両脇差して突き放す。
大きなワンツーをかわされたケインは右カーフを当てる。しかし圧力をかけるグリシェンコは右ハイから組んで右で差す。体を入れ替え離れるケインは息が荒い。右ローを突くグリシェンコ。さらにバックフィストもかわすケインが詰めてヒザを折り、ゴング後にテイクダウン。
2R、ハイキックのグリシェンコに、左右を振るケインは、詰めるグリシェンコの後ろ廻し蹴りの空振りで尻餅を着いた後に右で差して押し込みも、突き放すグリシェンコ。右ローのケインに、右のスーパーマンパンチのグリシェンコ。
そこで体を入れ替え左で差して押し込むケイン。グリシェンコはゴング後にパンチ。抗議するケインはマットに倒れこむ。そのまま3Rのスタートに応じず。グリシェンコのTKO勝ちとなった。
Kirill Grishenko 🇧🇾 beats "Reug Reug" by TKO! Do YOU agree with the ref's call? @tntdrama @BleacherReport @BR_MMA @brlive #WeAreONE #ONEChampionship #ONEonTNT4 pic.twitter.com/LWP62JaKcU
— ONE Championship (@ONEChampionship) April 29, 2021