▼第6試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
×水落洋祐(エイワスポーツジム/同級8位、元WPMF世界ライト級暫定王者、元WPMF日本ライト級王者)
KO 1R 1分21秒 ※右フック
〇伊藤澄哉(戦ジム/同級5位)
水落は国内外の強豪と真っ向から打ち合い、数々の激闘を繰り広げてきた“名勝負製造機”。2019年9月のRISE初参戦時には北井智大に1RでKO負けを喫したが、2020年10月の横浜大会で松本芳道から3Rにダウンを奪い約1年半ぶりの勝利を手にした。
その水落に対するは“ムエタイ才女”伊藤紗弥の実兄・伊藤澄哉。伊藤は地下格闘技キックの大会『益荒男』や『飛車角』で活躍。17勝15KOという実績を引っ提げて2019年11月にRISEに参戦。ホープとして期待されるチームドラゴンの森香津眞からダウンを奪い判定勝利を収めると、昨年11月にはランカーとして長く活躍する川島史也を相手に、強烈な右フックでロープ外に吹っ飛ばすと追撃の連打でKO勝利を収めている。RISE3戦目にしてムエタイ世界王者との対戦となった。
1R、右カーフキックとボディへのヒザ蹴りでいきなりダメ―ジを与えた伊藤は極端に目線を下に落とし、いきなり右ストレートを打つ。そして右の連打での右フックでダウンを奪う。
立ち上がった水落を連打で圧倒し、身体が泳いだところに右フックを直撃。水落は後頭部をマットに打ち付けるほどのダウン。レフェリーがストップし、伊藤の豪快なKO勝ちとなった。
笑顔の伊藤はマイクを持つと「自分は本当は根が真面目でけっこう臆病なんですけれど試合が決まったらバチバチやりますよ。スーパーライト級は勢いがないと言われてますけれど、それは自分以外じゃないですか。倒せる選手は自分しかいないので、すぐにでもチャンピオンいけます」と、3連勝でタイトル挑戦をアピールした。