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レポート

【UFC】ヴェットーリがホランドに完勝。連勝対決はアレンがユサフに競り勝つ、マッケンジー・ダーンがニーナ・ヌネスに一本勝ち、ガムロがKO勝利!

2021/04/11 04:04

▼ライト級 5分3R
〇マテウス・ガムロ(ポーランド)156lbs/70.76kg
[2R 1分22秒 KO] ※右ストレート
×スコット・ホルツマン(米国)155.5lbs/70.53kg

 ライト級戦。地元ポーランドのKSWでフェザー級&ライト級王座を獲得したガムロ。MMA17連勝で2020年10月にUFCデビューもジョージアのグラム・クタテラーゼにスプリット判定負けでMMA初黒星を喫した。今回が再起戦。

 対するホルツマンはMMA14勝4敗。2015年8月にオクタゴンデビューし、UFC7勝4敗。2020年8月の前戦ではランカーのベネイル・ダリウシュに1R KO負けを喫しており、ガムロ同様に再起戦となる。

 レフェリーはRIZINでジャッジも務めるジェイソン・ハーゾグ。

 1R、ともにオーソドックス構えから。右蹴り終わりでそのままサウスポー構えになるガムロは、右から左のワンツー、そこから足を触りに行くが、切るホルツマンは右を打つ。ガムロはホルツマンの入りに右ハイも突き、低いシングルレッグへ。足首を掴みそのまま足関節で引き込むも、足を抜き立ち上がるホルツマン。ガムロの左に右を合わせに行く。

 ホルツマンのワンツーを切るガムロ。ニータップから頭を下げたガムロに右を当てるホルツマン! しかしなおもガムロはヒザを触ってテイクダウンの動きを見せる。

 前足にシングルレッグでテイクダウンはガムロ。足の離し際でバックテイクし、ここも離し際で右を突く。打撃で圧力をかけるホルツマンにガムロは跳びヒザ。かわされるも右ローを当てる。

 2R、圧力をかけるホルツマン。ガムロの低いシングルレッグを切る。左ジャブ、右ローを返すガムロはホルツマンの左足首にシングレッグから、左足で相手の右足をまた刈ってテイクダウン。バックテイクを成功させる。しかし、ここはホルツマンも立ち上がりクラッチを切って離れる。

 詰めて右アッパーを突くホルツマン。さらに大きな右もかわすガムロは右ストレート。さらにホルツマンの足が止まったところにワンツーの右! ダウンしたホルツマンのバックからパウンドし、試合を決めた。

◆ガムロ「ナスラット・ハクパラストと戦いたい」

「最高の気分だ。キャリア初のノックアウトだった。必死にトレーニングしてきたから本当に嬉しい。自分のUFCデビュー戦はほとんどがレスリングで、2試合目は最高の打撃だった。自分は何でもできるファイターだ。頂点までいってみせる。スコットはとてもタフな相手だから、本当に感謝していると伝えたい。

 UFCでのキャリアが長いアスリートだし、トップランカーにしか負けていないから勝てて嬉しい。自分の最初の試合は対戦相手に負けたんじゃなくてスプリット判定でジャッジに負けたんだと思っている。

 すぐに試合を組んでくれ。準備はできているし、やりたくてウズウズしている。すぐに戦いたい。今回の相手も本当に尊敬しているけど、今度はナスラット・ハクパラストとやりたい。いい勝負になるんじゃないかな」

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