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【UFC】ヴェットーリがホランドに完勝。連勝対決はアレンがユサフに競り勝つ、マッケンジー・ダーンがニーナ・ヌネスに一本勝ち、ガムロがKO勝利!

2021/04/11 04:04

▼女子ストロー級 5分3R
〇マッケンジー・ダーン(米国)115lbs/52.16kg
[1R 4分48秒 腕十字]
×ニーナ・ヌネス(米国)116lbs/52.62kg

 女子ストロー級5位のニーナと11位のダーンが対戦。

 UFC世界バンタム級&フェザー級王者のアマンダ・ヌネスと同性結婚し、アンサロフからヌネス姓となったニーナ・ヌネス。2020年9月に第一子を出産し、1年10カ月ぶりのオクタゴン復帰戦となる。2017年1月から2018年12月までUFC4連勝も、2019年6月の前戦ではタチアナ・スアレスに判定負け。今回が再起戦となる。MMA10勝6敗。

 対するダーンは“メガトン”・ディアスを父に持つ柔術家。ムンジアル(世界選手権)で2連覇し、2015年のプロ柔術では、40kg以上体重が重いギャビ・ガルシアに勝利し無差別級王者にも輝いている。夫はプロサーファーのウェズレイ・サントスで、2019年6月に第一子を出産した。2018年3月にUFCデビューし、5勝1敗。2019年10月にアマンダ・ヒバスに判定負けも、以降3連勝。2020年12月の前戦では、ヴィルナ・ジャンジローバに判定勝ちしている。MMA10勝1敗。

 1R、先に金網に詰めて組むダーン、突き放すニーナ。ダーンは右ロー、右フックを振って詰めるとシングルレッグで金網から引き出し、軸足を刈りテイクダウン! ニーナはクローズドガード。足を解くと、ダーンは片足を抜き、ヒザを滑らせパスガード。マウントからパウンド! 脇を開けさせ腕十字狙い。両腕をクラッチし、右足をダーンの足にかけようとするニーナ。残り12秒でダーンがニーナのクラッチを切り、タップを奪った。

「いつも残り10秒で極めに行く練習をしてきた。だから残り10秒でも諦めなかった」という勝者ダーンはニーナと、そしてセコンドのアマンダ・ヌネスともハグをかわし、「長いこと青コーナーで戦ってきた。この階級を牽引していきたい。トップ5と戦いたい」と笑顔で語った。

◆ダーン「自分よりランキング上の誰かとやりたい」

「マウントを取っているときはパンチを織り交ぜながら関節技を狙っていたの。単に関節技を狙っていっていれば、もしかしたらもうちょっと楽だったかもしれない。残り20秒だったから、あのあとコーナーに戻ってスタンドから仕切り直したくなかった。ラウンドが終わる前に一本を取りにいくことに集中したわ。目標は1Rで一本勝ちすること。

 下馬評では私がアンダードッグで彼女が有利だったけど、1Rでサブミッションを極められたことですべてが順調だったことを示せたと思うし、トレーニングでやってきたことをすべて実行できた。今回の試合で見せたものはすべてウオームアップルームでやったこと。ニーナのような相手との試合でゲームプランを実践できて満足している。

 今回の試合は1Rしかかからなかったけれど、私の試合を見て興奮してもらえるはずよ。冷静になってテクニカルにもなってきているけど、サメみたいに水の中で血の匂いを嗅ぎつけ、追い求めてしまうのは危険をはらんでいる。ファイターは反撃してくるし、カウンターもある。それが最大のポイント。何かを掴んだと思っても、興奮して無謀なことはしない。ローズ、ジャン、カーラ、ヤン……誰が勝つのか見てみたい。ヨアナの試合が決まっていないのは知っているけれど、すべては自分のランキング次第。どうなるか分からないけど、自分より上の誰かとやりたい。誰が相手でも覚悟はできているわ」

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