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レポート

【UFC】ヴェットーリがホランドに完勝。連勝対決はアレンがユサフに競り勝つ、マッケンジー・ダーンがニーナ・ヌネスに一本勝ち、ガムロがKO勝利!

2021/04/11 04:04

【コ・メインイベント】

▼フェザー級 5分3R
〇アーノルド・アレン(英国)145.5lbs/66.00kg
[判定3-0] ※29-28×3
×ソディック・ユサフ(ナイジェリア)146lbs/66.22kg

 フェザー級10位のアレンと11位のユサフが対戦。MMA16勝1敗、UFC負け無しの7連勝中のアレンはカナダのトライスタージムでトレーニングを積む。対するユサフもMMA11勝2敗でUFC負け無しの4連勝中。ともに27歳だ。

 1R、サウスポー構えのアレンにオーソドックス構えのユサフ。右ローはユサフ。左右にステップするアレンはダブルレッグテイクダウン。左に頭を出したアレンにギロチンスイープで上になるユサフ。正対し首を抜くアレンはスクランブルで離れる。

 右ストレート、右の前蹴りのユサフに、左ストレートを返すアレン! 後退するユサフを詰めて再びダブルレッグテイクダウン! 金網使い立ち上がるユサフに左で差して押し込むアレンは、右手でアレンの右手を対角に持ち頭をアゴ下に置く。手を解き突き放すユサフ。

 2R、中央を取り詰めるユサフ。ワンツーもサイドステップのアレンがかわす。右ハイ、左フックのユサフ。ブロックしサークリングのアレン。詰めるユサフは右ストレートをダブルで突く。さらに右ロー。その蹴り足を掴もうとするアレンは、左ハイを側頭部に当てるがスリップ。そこに詰めるユサフも足を滑らせ下に。立ち上がり間合いを取り直す。右の奥足ローはユサフ。左で差して押し込むアレン。そこに左ヒザを突くユサフ。離れて左ハイを打ち込むアレン。

 3R、左で差してシングルレッグに入るアレン。ヒジを打ち突き放すユサフは、再びのシングルレッグもがぶり、しかしアレンは粘り強くダブルレッグへ。巧みに体を入れ替えるユサフはボディロックから前方に崩し。耐えるアレンは離れる。

 プレッシャーをかけるユサフ。そこにシングルレッグからもう一方の足首を取ろうとするアレンだが、ここも切るユサフは右で差してヒザ。押し込まれニンジャチョークを狙うアレンもすぐに察知するユサフはクリンチから巧みにヒザを突く。

 なおも左で差して押し込むアレン。右で小手に巻くユサフ。頭を下げて押し込むアレンにヒジを落とす。離れたアレンがバックヒジを狙い、ブザー。

 ハイレベルな攻防の判定は3-0(29-28×3)でアレンが勝利。UFC8連勝をマークした。

◆アレン「若手同士となるとだいたいが接戦となる」

「成功を掴みたい2人の若手による激しい一戦だった。若手がベテラン相手にその名声を奪い取るような試合 とは違って、若手同士となるとだいたいが接戦となる。ソディックは 素晴らしい選手だった。最初のラウンドは彼のパワーがどれだけか探り、タイミングを掴みたかった。

 打撃は激しいが 少しだけスピードがない。打撃が来ると分かったし、ブロックもできたから倒せた。フィニッシュを狙っていったけどなかなか決まらず、クリンチされた 。2Rも同じで、向こうがガードを下げたのが見えたからキックを出した。もう一度、フィニッシュを狙ったけど、相手がタフで上手くいかなかった。2回フィニッシュを狙ったことでかなりのエネルギーを使ってしまった。3R目は向こうがプレッシャーをかけてきた。2ラウンド取っていたから少し安全に戦った。フィニッシュを狙ったことでちょっと疲れてしまったんだ。今後のために対策を練らないといけない。

 ここ最近はノックアウトでフィニッシュできていない。自分の打撃が強いことは分かっているけど、それを世界に向けて証明できていない。フィニッシュを決めなければというプレッシャーがあった。自分が試合をするとき、周りはあまりリスペクトしてくれていない気がする。今回の試合でリスペクトを得られたかって? そうなんじゃないかな。次の試合も誰とでもやるよ」

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