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【Bellator】パトリシオがサンチェスをギロチン葬で王座防衛&GP決勝進出、渡辺華奈がスプリット判定勝利! ジャクソンが4連勝、ウスマン、マゴメドフのダゲスタン勢が快勝

2021/04/03 08:04

▼ライト級 5分3R
〇ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)155.2ポンド(70.39kg)
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×マイク・ハメル(米国)155ポンド(70.31kg)

 無敗のUFC世界王者として引退したハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟で、同じく無敗(11勝0敗)のウスマン・ヌルマゴメドフのBellatorデビュー。2020年8月の前戦でアダム・ボリッチにスプリット判定の接戦を繰り広げたマイク・ハメル(米国)と対戦する。ウスマンのセコンドにはハビブ・ヌルマゴメドフの姿。

 1R、ともにサウスポー構えから。左ローから右のブラジリアンキックを顔面に当てるヌルマゴメドフ! 跳びヒザのハメルをさばくと後ろ蹴りをボディに突く。さらに左ボディストレートと腹を狙うヌルマゴメドフ。

 サイドステップでハメルの正面に立つヌルマゴメドフ。ハメルは左カーフキック。さらにワンツーで前へ。ヌルマゴメドフも左から右の蹴りに繋ぐ。スイッチしての右ミドルはヌルマゴメドフ! さらに右ジャブにハメルは顔から出血。ヌルマゴメドフはシングルレッグも見せるが深追いはせず。ハメルは左のカーフを当ててゴング。

 2R、綺麗な左右のミドルをガードの腕に当てるヌルマゴメドフ! さらに左ローも。サウスポー構えから右ミドルハイが長いヌルマゴメドフ。ハメルの右の飛び込みをかわして前手のフックを狙う。ボディロックからテイクダウン狙いはハメル。しかしすぐに立つヌルマゴメドフは、中央を取り、ハメルの入りに右のテンカオ! ハメルの組み付きにもすぐに体勢を戻す。

 左カーフを狙うハメルだが、ヌルマゴメドフの重心は前足に無い。深い懐でハメルのフックをかわすと、右ハイ! 左ローの対角線攻撃も。鼻から出血が多くなるハメル。

 3R、右ジャブ、右フックと前手の軌道を変えるヌルマゴメドフ。長いジャブも突き、ハメルの入りにカウンターの右ヒジ! 思い切り飛び込みボディロックしたハメルは脇を潜りスタンドバックも突き放すヌルマゴメドフは、右ヒザ! さらに鋭い右ミドル! ハメルがマウスピースを吐き出す。

 オーソドックス構えになり右ミドルを当てるヌルマゴメドフ! ハメルのニータップも切り、右三日月蹴り、さらに右ミドルを効かせると、後退したハメルに対し前へ。ワンツーの打ち終わりにボディロックしてテイクダウンはハメルも正対して立ち上がるヌルマゴメドフは右ミドル! 身体がくの字になるハメル。サウスポー構えに戻すヌルマゴメドフ。左右の蹴りでハメルの突進をさばく。

 ハメルも気持ちを切らさず拳を振りチャンスを掴もうとするが、そこにヌルマゴメドフはジャブ! 綺麗な顔のままゴングを聞いた。判定は3-0でウスマン・ヌルマゴメドフが勝利。12連勝をマークしたウスマンは、サークルケージの中央でハビブ・ヌルマゴメドフ、AKAのハビア・メンデスらと記念撮影に収まった。

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