Bellator 255: Pitbull vs. Sanchez 2 試合詳報
【Main Card】
▼Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝 5分5R
〇パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(王者・ブラジル)144.1ポンド(65.36kg)
[1R 3分35秒 ギロチンチョーク]
×エマニュエル・サンチェス(挑戦者・米国) 144.5ポンド(65.54kg)
※パトリシオが王座防衛&決勝進出
メインイベントはフェザー級ワールドGP準決勝&同級王座戦。
パトリシオはライト級&フェザー級の二階級制覇王者。31勝中22試合をフィニッシュしており、19年5月にマイケル・チャンドラーを61秒殺。1回戦では階級を上げたフアン・アーチュレッタに判定勝ち、11月の準々決勝ではペドロ・カルバーリョを右クロスで130秒でTKOに下している。
対するサンチェスは、GPでタイワン・クラクストンを三角絞め、2020年11月の前戦でダニエル・ウェイチェルを判定で破り、4強入りを果たしている。パトリシオとは2018年11月の王座戦で対戦し、判定負けしており、今回は2度目の王座挑戦にしてリヴェンジマッチとなる。
The champ-champ is here!@PatricioPitbull goes in search of career win No. 3️⃣2️⃣ NEXT live on @SHOSports. #Bellator255 pic.twitter.com/wN5QUxUJnx
— BellatorMMA (@BellatorMMA) April 3, 2021
ブラジル国歌で入場のパトリシオ。細身のサンチェスと対峙すると7cmの数字以上に身長差が際立つ。
1R、ともにオーソドックス構え。左ハイで牽制するサンチェス。は左インローも。じりじりと圧力をかけるパトリシオは左から右をボディに。今度は左から右を顔面へ。ブロックするサンチェスは左ミドル、右ロー。パトリシオも右カーフを当てて右ストレートを叩き込む。
右ローはサンチェス。サンチェスの入りにカウンターのワンツースリーはパトリシオ。さらに、サンチェスの左の蹴りにカウンターの左フック、続けて右ストレートはパトリシオ!
ダウンし立ち上がってきたサンチェスにパトリシオはアームインギロチンへ! クローズドガードに入れてがっちり絞めてスクイーズするとサンチェスは力が抜けてヒザが折れる。なおもパトリシオはクローズドを組み直して絞め上げると、「落ちてる」とアピール。
レフェリーが、首を絞められ座ったまま動かないサンチェスの左手を触り、反応が無いことを確認し、ストップした。パトリシオが王座防衛に成功し、GP決勝に進出。
コーナー戻ったパトリシオはカメラに向かって、「世界ナンバーワン、ピットブルだ!」と咆哮。
ケージのなかでビッグ・ジョン・マッカーシーから「素晴らしいサブミッションの勝利、完璧にペースをコントロールし、完璧なレフトフックは効いてると分かっていたか?」と問われたパトリシオは、「相手は素晴らしいファイターだが、自分はここぞという瞬間を狙ってた。彼が行き詰まるのが分かっていたから、そこから完璧に繋げていけた」と回答。
さらにフィニッシュについて、「自分にとってはノーマルな動きで、柔術を得意とする自分にとって好ましいポジションをとって、彼の首を捕えたまでだ」と、いつもの動きのなかで、3連勝中の強敵を極め切ったことを語った。
試合後、決勝戦の相手のAJマッキーがケージイン。パトリシオと握手をかわすも、中央に歩み寄ると、AJが「お前をグラウンド&パウンドしてやる」と挑発し、互いに舌戦。スタッフが両者を分けた。
Then there were 2️⃣.
— BellatorMMA (@BellatorMMA) April 3, 2021
It comes down to @PatricioPitbull and @ajmckee101.
The biggest Featherweight showdown of the year will be LIVE on @SHOsports. #Bellator255 pic.twitter.com/HzTxw2awyb