MMA
レポート

【UFC】マネル・ケイプが2連敗。エドワーズvs.ムハマッドはNC、ハニ・ヤヒーラ、ジン・ユウ・フライが勝利

2021/03/14 10:03

【セミメインイベント】

▼ライトヘビー級 5分3R
×ミシャ・サークノフ(ラトヴィア)205lbs/92.99kg
[1R 1分11秒 TKO] ※左フック

〇ライアン・スパン(米国)206lbs/93.44kg

 ライトヘビー級11位のサークノフと13位のスパン。

 サークノフは柔道&レスリングベース。2019年3月にジョニー・ウォーカーに1RKO負け後、同年9月にジミー・クルートに1R ペルヴィアンネックタイで一本勝ち。スパンとはいったん2020年12月に組まれていたがサークノフが負傷欠場し、1年半ぶりの試合となる。

 対するスパンは、LFAを経て「DW's Contender Series 2018」で勝利し、UFC入り。2戦目でアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラに1R KO勝ちするなど4連勝も、2020年9月の前戦でジョニー・ウォーカー逆転KO負けでUFC初黒星。連勝が8でストップしてる。

 サウスポー構えのサークノフは左の蹴り、左フックで前進。しかし喧嘩四つのローが金的に。再開。

 サークノフの右ジャブに、ワンツーの右を真っすぐ打ち抜きダウンを奪うスパン。パウンド連打も立ち上がるサークノフに、スパンは右ストレートから左フックでダウンを奪うと、鉄槌連打。レフェリーが間に入った。

 MMA19勝6敗となったスパンは試合後、「ジミー・クルートとアンソニー・スミスの勝者と戦いたい」と語った。

◆ライアン・スパン「俺の人生でどういうことが起こっているのかをみんなに聞かせてやりたい」

「その瞬間、その場所にいたいと思っていた。すべてを見られるようにしたかったから、リラックスして臨みたかった。今日は笑えたし、ジョークも言えたし、リラックスできていた。ちょっと緊張して、自分が思っている通りにいくのか、どうすればいいのか……。基本的には思い通りにいった。相手がダウンしたとき、必ずしも柔術の戦いをしたかったわけじゃない。これまでも大きなグラップラーと戦ってきたから怖くはなかった。恐れていたわけじゃなくて、ただ、忍耐強くいたかったし、自分の力を発揮したかったんだ。俺はすべてのことからポジティブなものもネガティブなものも得るようにしている。自分のことについて誰かが良いように言ってくれていたとしても、すべてに感謝しつつ、それをすべて忘れない。

 相手が最初に倒れたとき、ジョニー(ウォーカー)がどうやって自分の下に落ちてきたか、自分がどうやって相手の下に回ったかを思い出せた。UFCは“なんで相手を追うんだ?”と言う人がいるけど、俺としては“何を考えていたか分からない”んだ。とにかくすべて覚えている。人生のあらゆる瞬間を、また別のタイミングで振り返って再生する特殊な能力がある。彼ら次第さ。俺の準備はできている。以前は5Rが予定されていたけど、5Rもやりたくない。試合に出て、誰かに触れて、自分の手を挙げてもらい、ブラジルで言ったようにして去る。それを目指している。メインイベントなら、メインイベントだ。そうじゃなきゃ、そうじゃない。自分たちがどこにいようとも、やるべきことをやり続ける。今回のようなパフォーマンスなら、そういう立場に立てると思いたいけど、前にも言ったように、俺たちはただゲームをしているようなもの。

 俺は現実主義者だから、前は誰かを指名できるような立場じゃなかった。今回の試合が決まったとき、彼は10位だった。そいつを倒した。そいつを止めたんだ。もちろん、数字の話もしないとね。(ランキングの)ひと桁がいい。ユライア(ホール)や自分のジムの選手たちに追いつきたい。ランキングで俺だけふた桁なんてまっぴらだ。ひと桁をくれ。これ以上はどうすればいいか分からないけど、自分自身だけでなく、メンフィスのロースクールMMAのみんなや、ダラスのフォーティスMMAのみんなに証明したい。俺の人生でどういうことが起こっているのかをみんなに聞かせてやりたいんだ。落ちていく俺を見てきただろうけど、立ち直るところも見ている。君たちにも同じことができるんだぞって。それを証明してみせたいんだ。巻き返せるということをみんなに証明したい。彼らだってできるってことを。みんなにベストを尽くしてもらいたいんだ。

 今日は“Middle Child”に合わせて入場したけど、この曲に込められた意味は、今のフォルティスには3人のライトヘビー級ファイターがいて、ケネディ・エンジーチュクー、俺、アロンゾ・メニフィールド。ケネディは先週戦ったばかり。そして俺は今週。ケネディに感謝だ! あいつのタイムを超えないといけなかった。あいつが俺よりも早く誰かをノックアウトするのを許すなんてできなかったのさ。だから今度はゾー(アロンゾ)、おまえの番だ。ゾーは再来週にあって、俺はその間だった。だから“Middle Child”だったのさ。あいつらが俺に付いていてくれるから」

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