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レポート

【UFC】マネル・ケイプが2連敗。エドワーズvs.ムハマッドはNC、ハニ・ヤヒーラ、ジン・ユウ・フライが勝利

2021/03/14 10:03

【メインカード】

▼フェザー級 5分3R
〇ダン・イゲ(米国)145.5lbs/66.00kg
[1R 0分22秒 KO] ※右ストレート

×ギャビン・タッカー(カナダ)146lbs/66.22kg


 柔術とレスリングがベースのイゲはフェザー級9位。2018年6月から2020年5月のエジソン・バルボーザ戦のスプリット判定勝ちまで驚異のUFC6連勝をマーク。しかし、2020年7月の前戦カルヴィン・ケイター戦では判定負けで連勝がストップした。

 ライアン・ホールの欠場により、代役でイゲと対戦することになったタッカー。UFC4勝1敗。2020年12月の前戦でビリー・クアランティーロに判定勝ちで3連勝中。ランキング入りを狙う。

 1R、サウスポー構えのタッカー、オーソドックス構えのイゲ。タッカーはワンツー狙いで中に入るが、そこにイゲはカウンターの右ストレート! 鈍い音がしてタッカーは後方にダウン。すぐにレフェリーが止めた。

 父はハーフジャパニーズで日系クオーターのイゲは「息子が生まれるんだ。すべてを披露できた」と笑顔を見せた。

◆ダン・イゲ「今まで負けていた、ちょっとしたことを諦めないこと」

「とにかく熱狂だね。勝利できて嬉しいし、健康でいられることも嬉しい。感謝しかない。家に帰って、妻と一緒に過ごし、男の子の赤ん坊を迎える準備をするからワクワクしている。50K(5万ドル)と言ったのさ。否定できないだろ。戦闘を予想していた。ギャビンはタフなやつだ。今回の試合は接戦になると思っていたし、自分がああなる可能性だってあったわけだけど、必死にトレーニングしてきたし、すべてを見極めて最初の一発を打ち込んだんだ。あとは歴史の通りさ。とにかく繰り返し。ジムに毎日通って、何かしら改善するという目標を持つ。打撃、ボクシング、ジャブとかのテクニックを向上させることだろうと、レスリングやグラップリング、ケージコントロールなど細かい部分の改善であろうとね。小さい部分でも細かいことでも集中し、練習でちょっとした戦いに勝つこと。

 過去に負けた試合を振り返れば、何かが吹っ飛んだわけではない。ラウンドを諦めてしまったとか、そういうちょっとしたことだったから、ラウンドを諦めないようにして、練習でも絶えずそれに取り組み、今まで負けていたところをそうならないようにしてきた。そういう、ちょっとしたことなんだ。それを今日見せたかったけど、でも、クリーンなKOに文句はないよ。動き続けたい。もちろん、子供が生まれるけど、だからといって試合から遠ざかることはないし、ファイターとして自分を成長させるだけ。人間としても成長できるだろうし、それが全体的な目標だ。俺はチャンピオンになるためにこのスポーツを始めた。1回目は失敗したけど、でも今、2度目を走り始めているからやるしかない。ちょっと怖い気がする。つまり、ジムに戻ってもっとハードに頑張らないといけないということ。

 賢い人が教えてくれたんだけど、こういう風に1RでキレイにKOした人は誰でもノックアウトできるものだと思われてしまうから次の試合でちょっとヤバく見られそうだ。俺にしてみれば、ジムに戻ってさらに努力しないといけないってことになる。このKOはハードワークのおかげだし、反復のおかげ。行きたくなくても毎日通った結果だし、ジムで必死に頑張った結果。これを続けていかないといけない。それが成功のレシピだ。俺はそれを本当に信じているし、これからもそうしていく。ラスベガスで戦えるのは最高だ。ここが俺のホーム。戻ってシャワーを浴びて、車で10分のところでピザを食べ、妻や母、友だちと一緒に過ごす。とにかく嬉しい。家に帰れることが嬉しくて、健康でいられることも幸せだ」

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