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【UFC】3大王座戦! ブラホビッチがアデサニヤの二階級制覇を阻止、ヌネスがアンダーソンを粉砕、ヤンがまさかの反則失格でスターリングが戴冠=『UFC 259』

2021/03/07 08:03

▼フライ級 5分3R
×ジョセフ・ベナビデス(米国)125.5lbs/56.93kg
[判定0-3] ※27-30×2, 26-30

○アスカル・アスカロフ(ロシア)127lbs/57.61kg ※

※アスカロフは体重超過。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のベナビデスに報奨金の20%を支払う。

 フライ級2位のベナビデスと3位のアスカロフの対戦。元ACBフライ級王者のアスカロフは、2019年9月のUFCデビュー戦で強豪モレノ相手に1-1のドローも、2020年1月にティム・エリオットに、7月にアレッシャンドリ・パントージャに判定勝ちで2連勝中。

 対するはベナビデスはUFC3連勝から、2020年の2月と7月にデイブソン・フィゲイレードとの王座決定戦に臨むも2連敗し、王座獲得ならなかった。



 1R、サウスポー構えのアスカロフ。オーソドックス構えから入るベナビデス。サウスポー構えにするベナビデスは右ロー。そこに右ストレートを合わせるアスカロフ! さらに大きな右を振る。左オーバーハンドで飛び込みはベナビデス。しかし、ベナビデスの右ローはアスカロフに右を合わされる。

 前進し左ストレートを当てるアスカロフ。さらに左ミドルを当てて組むと右足を賭けて前転。スクランブルから立ち上がるベナビデスのバックを奪い、4の字ロックからリアネイキドチョーク狙いもベナビデスは凌ぐ。

 2R、足を触るフェイントから右ハイを狙うベナビデス。前蹴りのアスカロフを詰めて左右のベナビデスに、右ストレートを返すアスカロフはボディロックから前に崩しながら後方にテイクダウン! 立ち上がるベナビデスをなおもボディロックでテイクダウンし、立ち上がり際にバックに跳び乗り4の字ロック。

 ツイスター狙いに立ち上がるベナビデスをさらに小外がけで前方にテイクダウンはアスカロフ! 右足をかけてベナビデスの手首を引き寄せコントロール。立ち上がるベナビデスに右のパンチを振ってブザー。

 3R、前足の右のサイドキックをガード上に当てるアスカロフ。オーソドックス構えに戻すベナビデスは右ハイも空振り。しかし身体ごと飛び込む右でベナビデスも中に詰める。サウスポー構えに変えるベナビデスは左目を腫らすも圧力をかける。右ジャブで牽制するアスカロフは逃げ切り体勢か。ベナビデスの詰めに首相撲にとらえ、いなして両足をシャッフルする余裕も見せる。最後はバックフィストを見せてブザー。

 判定3-0(30-27×2、30-26)でアスカロフが勝利。戦績を14勝1分けとした。

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