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【UFC】3大王座戦! ブラホビッチがアデサニヤの二階級制覇を阻止、ヌネスがアンダーソンを粉砕、ヤンがまさかの反則失格でスターリングが戴冠=『UFC 259』

2021/03/07 08:03

▼ライト級 5分3R
○イスラム・マカチェフ(ロシア)156lbs/70.76kg
[3R 1分37秒 肩固め]

×ドリュー・ドーバー(米国)156lbs/70.76kg

 ライト級14位のマカチェフと、ノーランカーのドーバーの対戦。

 ハビブ・ヌルマゴメドと同門、AKAで練習するマカチェフ。コンバットサンボ世界王者で、驚異のMMA19勝1敗。「M-1」等で連勝し、2015年5月にUFC参戦し、7勝1敗。同年10月にアドリアーノ・マルチンスに1R KO負けしたのが唯一の敗戦。2019年9月の前戦はダヴィ・ハモスに判定勝ち。その後、怪我や新型コロナウイルスの影響で3試合をキャンセルし、今回が1年半ぶりの試合となる。

 対するドーバーは、UFC9勝5敗1NC。現在3連勝中で、2020年5月の前戦では、当初マカチェフと対戦予定だったアレクサンダー・ヘルナンデスと対戦し、2R KO勝ちした。

 1R、ともにサウスポー構えから。互いに左ローを放ち、前足にシングルレッグテイクダウンはマカチェフ! 左で脇差し背中をつかせるマカチェフはハーフからパス狙い。二重がらみで防ぐドーバー。ヒザを抜きマウントを奪うマカチェフ。足を戻したドーバーにニーオンで再びパスする。

 背中を見せたドーバーに素早くバックに回るマカチェフ。うつ伏せになって腕十字に入るが、足はかけさせなかったドーバーがヒジを外してブザー。

 2R、左の跳びヒザ、さらに低いシングルレッグに入るマカチェフ。金網際で大内刈! 下になったドーバー。ヌルマゴメドフのようにケージレスリングで腰を殺して横に寝かせようとするマカチェフ。上体を立てるドーバーを再び寝かせる。

 クローズドガードに入れるドーバーだが、マカチェフはヒジ。ブレークがかからないよう細かいパウンドでブザー。

 3R、両脇を差して大内刈テイクダウンはマカチェフ! パウンドを狙うマカチェフにハーフからキムラクラッチでアームロックを狙うドーバーだが、ハーフから左肩であごを押すマカチェフは、背中ごしにクラッチし、ハーフのまま肩固めを極めた。

 試合後、7連勝を決めたマカチェフは、セコンドのハビブ・ヌルマゴメドフとAKAのハビバ・メンデスとハグ。「2020年は大変な時間で誰のせいでもないけど、3試合をキャンセルしなくてはいけなかった。ドーバーも強い選手だったけど勝った。トップ5と試合をしていきたい。ドーバーはハードパンチャーなので打ち合うこともできたと思うけど、彼を疲れさせるのが作戦だった」と語った。

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