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【ONE】元RIZINアリアックバリがKO負け! 韓国のジウォンがまたも逆転勝利。中原由貴がTKO勝ち! 高橋遼伍は敗れる

2021/03/05 21:03

▼第3試合 フェザー級(※70.3kg)5分3R
○中原由貴(日本)
[1R 1分30秒 TKO] ※右フック→パウンド

×ルスラン・エミベック(キルギス)


 PANCRASEフェザー級2位のランカーとして、ONE Championshipに挑戦した中原由貴(マッハ道場)。2019年2月大会でエミリオ・ウルティアとの打撃戦を左ストレートKO勝ちで制したが、5月のゲイリー・トノン(米国)との戦いで、1R 55秒、ヒールフックで一本負けした。


 3週間、松葉杖をついた生活後、向かったのは、米国NYでトノンが所属するヘンゾ・グレイシーのジム。そこでジョン・ダナハーコーチから、直に自身が極められたレッグロックシステムを学んだ。一度は辞めようとした現役生活。コロナ禍のなか、気持ちを切り替え、仕事をしながら“張り詰めた練習生活”に戻り、1年7カ月ぶりのマットに向かう。


 対戦相手は12勝無敗のルスラン・エミベック(キルギス)。売り出し中の厳しい相手を前に、中原は「格闘技を10年やって、初めて自分で自信を持っている」と語った。


 1R、サウスポー構えの中原に、長身のエミベックはオーソドックス構え。階級違いに見える大きなエミベック。ワンツーの右が長い。さらに右の蹴りから右ストレートも。


 しかし、かわす中原は飛び込んでの左ストレート! 大きな右オーバーハンドで詰めるエミベックに、中原はさらにカウンターの右! ダウンしたエミベックにすぐさま右の鉄槌、さらに左のパウンドを連打した中原! レフェリーが間に入った。


 試合後、ONEリングアナのドミニク・ラウから「スゴイネ」と日本語で感嘆の言葉を受けた中原は、今後について「強いヤツ、とにかく強いヤツとやらせて。しっかり準備して、またみんなに祝ってもらえるように戦います」とさらなる強豪との対戦を希望。


 続けて、「関係者の皆さん、この大変なときにありがとうございました。幸せなときを過ごせました」と感謝の言葉でしめた。

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