キックボクシング
レポート

【REBELS】最終興行で海人が日菜太を下し新王者に! 白幡裕星が老沼破り戴冠。山口元気氏が皇治に左ミドル

2021/02/28 16:02

▼セミファイナル(第5試合)ライト級 RED ルール 3分3R延長1R
×潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/元WPMFスーパーライト級王者)
[本戦判定1-1ドロー] ※28-30重森, 潘29-28, 29-29
[延長判定0-3] ※9-10×3
○重森陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級王者)

 潘はREBELSをホームリングに様々な団体で活躍し、健太、小川翔、スアレックらと対戦。2016年9月にはWPMF日本スーパーライト級王座を手にした。2019年10月からタイへ単身武者修行に渡り、タイの名門PKセンチャイジムに住み込みで練習。タイで試合経験を重ねていたが、コロナの影響で帰国。2020年9月には新日本キックのリングに乗り込み、WKBA世界スーパーライト級王者・勝次から勝利を収めている。

 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2017年12月には『KNOCK OUT』で、4年間無敗の18連勝を誇っていたマキ・ピンサヤームに黒星を付けてその名を轟かせる。

 2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。12月にはシュートボクシングに乗り込み笠原弘希にヒジ打ちでTKO勝ち。しかし、2020年9月の「創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg REBELS-RED初代王座決定トーナメント」の1回戦で小川翔に勝利するも、決勝でスアレックに敗れ王座獲得ならず。2018年12月以来の黒星を喫した。

 1R、ともにオーソドックス構え。左インローから入る潘に、重森も左ローのダブル。タイミングよく左前蹴りで潘をこかす。潘の左ミドルにすぐに右ミドルを蹴返す重森。潘の白い肌の脇腹が赤く腫れる。重森の左ミドルに右ストレートを狙う潘。しかし、重森の強い右ミドルを当てる。

 2R、パンチを狙う潘の詰めに前蹴り、右ミドルで迎撃する重森。潘は右ローを当てるとさらに右ロー。重森は左右のミドル。潘はワンツーから右ローで反撃。重森の左ミドルの打ち終わりに右ローを返す。圧力をかける重森に左に回りながら右ローを当てる潘。

 3R、左のダブルの蹴りから入る重森。潘も右ローをこつこつと突く。重森も左の奥足ローをヒット! 潘の右ロー、重森もミドル・ローを打ち分け反撃。近づくと右ヒジも打つ潘。重本の左ミドル、右ロー。潘の右ロー。フェイントの掛け合い・蹴り合いとなった試合は判定へ。

 本戦判定は1-1ドロー(重森30-28, 28-29潘, 29-29)で延長へ。

 右ローの潘に、左ミドルは重森。ワンツーから右ローに繋ぐ潘。カットする重森は左の前蹴りで突き放す。重森のミドルに、潘は右ロー。右の相打ちから互いに左ミドルの蹴り合い。しかし重森もワンツーでロープに詰める。回り右ローを打ち込む潘に、最後はロープまで詰めた重森のワンツーがクリーンヒットでゴング! 延長前半は潘、後半は重森の印象だが、判定は……。

 延長判定は3-0(10-9×3)で重森が熱戦を制した。

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