▼第5試合 フライ級 5分3R
〇吉野 光(フリー・25歳)
[判定2-1]
×野瀬翔平(マスタージャパン福岡・23歳)
柔道出身の吉野は、HEAT、Gladiator、Fighting NEXUS、Demolition XFC、PFCでキャリアを積み、ONE Warrior Series に参戦し1勝1敗の叩き上げ。塗装の仕事から「THE PAINTER」の異名も持つ。ONE Warrior Seriesがコロナ禍で休止状態のなか、『Road to ONE』をチャンスに本戦出場を狙う。
弘中邦佳率いるマスタージャパン福岡の野瀬は、高校柔道時代に首の骨を折る大怪我を負うも、傷が完治するとMMAファイターを目標に再始動。2019年9月の「Road to ONE」第1回大会で高城光弘に勝利。闘裸男で岡田剛史に一本勝ち後、2020年9月の修斗・工藤諒司へのチャレンジマッチでキャリア初黒星を喫した。
ともにサウスポー構えの左を振る吉野が組んで小外からテイクダウンも立つ野瀬。しかし、野瀬の飛び込みにボディロックテイクダウン。そこに野瀬はギロチンチョークを合わせる。首を抜いた吉野がサイドも立ち上がる野瀬は大内刈テイクダウン! ここもすぐに立つ吉野が上に。下の野瀬はオモプラッタ狙いも外す吉野。
野瀬の左ローに右を狙う吉野は小手に巻いての払い腰も残す野瀬。四つから大内を狙う吉野。テイクダウンからパウンドを打つが、金網背に立つ野瀬に吉野が跳びヒザを入れてブザー。
2R、ともに柔道の足技テイクダウン狙い。ともに崩すが残して立ち上がる。大内刈の野瀬にすぐ立つ吉野。次の払い腰は吉野。ここも野瀬はすぐに立つ。左カーフキックの野瀬はダブルレッグテイクダウンも、そこをなんとブリッジから切り返す吉野! シングルレッグに入る野瀬。スイッチを狙い吉野に、バックテイクする野瀬だが、正対する吉野! そこにアームインギロチンチョークを狙う野瀬! 吉野が頭を抜いて下になったところに野瀬がパウンドしブザー。両者、恐るべきフィジカル、そして野瀬もスタミナの強さを見せる。
3R、左スーパーマンパンチを狙う吉野。左を返す野瀬。低いシングルレッグは切られる野瀬。詰める吉野の左に金網に詰まる野瀬。しかし、右を当てる野瀬! しかし吉野は大内刈テイクダウン!立ち上がる野瀬はなおも右! 吉野のダブルレッグを切ってバックを奪う野瀬だが、正対を狙う吉野。しかし、4の字ロックから右足にヒザ裏を足かけてネッククランクを狙う野瀬。ヒジも連打! しかし、足が解けて正対する吉野が上からパウンド狙いでゴング。
熱戦の判定は2-1で吉野が接戦を制した。