キックボクシング
レポート

【REBELS】大谷翔司が現王者バズーカ巧樹からダウンを奪って殊勲の勝利、松倉信太郎もT-98からダウンを奪う快勝、耀織が丹羽圭介を空手技でKO

2020/12/06 23:12

▼第2試合 77.0kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
〇吉野友規(STURGIS新宿)
判定2-0 ※29-28×2、29-29
×小泉 竜(池袋BLUE DOG GYM)


 吉野は剣道(高校3年生時に国体で優勝、大学4年生時には団体戦で全日本選手権3位)からキックボクシングに転向し、デビューから5戦5勝4KOとまだ負け知らずで、豪快なパンチは毎回会場を沸かせている。前戦では初めて連続KOが止まったが、その修正はしっかりとできているという。


 小泉は11戦7勝(3KO)3敗1分の戦績を持ち、昨年6月には所属ジム主催興行のBFC初代ミドル級王座を獲得した。今回がREBELS初参戦。本来はミドル級を主戦場としているが、今回は階級を上げて吉野との一戦に臨む。


 1R、吉野が序盤から強打とローで前へ出ていくが、小泉もワンツーとロー&ミドルで応戦。小泉の前蹴り、ヒザ蹴り、そして強い右ミドルが決まる。吉野もヒザ蹴り、強打を返して一進一退。


 2R、小泉のローとミドルにパンチで応戦する吉野は小泉の攻撃の振り分けに押され気味。しかし、吉野が左ミドルを蹴ると流れが変わり、吉野の右ストレートで小泉は左目上をカットして流血。ドクターチェックを受ける。


 3R、前に出てパンチで倒しに行く吉野。小泉はパンチの打ち合いでも負けず、ヒザ蹴り、右ミドルを織り交ぜる。技の多彩さで劣る吉野だがワンツーで前へ出る。最後は右フックを連続して吉野がヒットさせ、判定2-0で激闘を制した。

▼第1試合 女子48.0kg契約 2分3R延長1R BLACKルール
×山上都乃(WSRフェアテックス湖北)
TKO 3R 57秒 ※ヒザ蹴り
〇ERIKO(ファイティングラボ高田馬場)


 山上はアマチュア戦績7勝1敗6分で、KNOCK OUTのTRYOUT生として2019年11月大会のオープニングファイトに出場。チエミから勝利を奪うと今年2月の『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』でプロデビュー。左右ミドルキックからパンチで前へ出るアグレッシブファイトで荒井穂乃香から勝利。8月大会では2戦2勝の現役女子高生ファイター木幡紀帆にも勝利してプロ2連勝。今春高校を卒業し、女子大生になった。


 ERIKOは2019年9月の『RISE』でプロデビュー。同じくプロデビューのAKARI(TARGET)に序盤からパンチでの打ち合いを仕掛け、判定3-0で敗れたものの激しいファイトを展開。今年10月の新日本キックではオンドラム(伊原道場本部)と対戦し、やはりパンチでの打ち合いを見せて首相撲からのヒザ蹴りを連打して判定3-0で勝利。戦績を3勝(1KO)1敗とした。


 1R、ERIKOはパンチを連打して前へ出る。それを左ミドルで迎え撃つ山上。蹴りの音で状態にどよめきが起こる。山上はさらに右ストレートもヒットさせるが、ERIKOは下がらない。


 2Rも前に出るのはERIKO。山上も右ストレートをヒットさせるが、ERIKOは怯まない。山上のローをかわした直後に放った右ストレートでERIKOがダウンを奪う。続いて右ヒザを突き刺し、下がった山上に左フックを当てて2度目のダウン。


 3R、山上は左ミドルで体勢を立て直そうとしたが、ERIKOが左右ストレート連打から首相撲でのヒザ蹴りを連打。山上が崩れ落ち、ERIKOの鮮烈なTKO勝ちとなった。

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