▼第4試合 65.0kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
〇鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
KO 1R 31秒 ※左アッパー
×渥美尚也(HIDE GYM)
鈴木はMMAファイターとしてパンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)で優勝。2019年8月の『REBELS』でキックボクシングの試合に臨み、パワフルなパンチで初回TKO勝ちを飾ると10月の『KNOCK OUT×REBELS』ではメインイベントに抜擢。二冠王・橋本悟を1R僅か45秒でマットに沈めた。その後もKO勝ちの快進撃を続けていたが、2020年2月の「無法島GRANDPRIX」準決勝の西岡蓮太戦で初黒星。9月のKNOCK OUTで再起戦に臨み、Bigbangスーパーライト級王者・昇也にTKO勝ち。戦績は7勝(5KO)1敗。
渥美は静岡県の「HIDE GYM」に所属する28歳のファイター。180cmの長身から繰り出すヒザを武器とし、2018年にはJ-NETWORKウェルター級新人王に輝いている。戦績は7勝(3KO)3敗1分。
1R、鈴木は右ミドルを多用して左右フックの乱れうち。剛腕をブンブンと振り回して圧倒し、渥美も右ストレートを打ち返すも鈴木は構わず左右フックの連打。渥美が右フックで倒れ掛かったところにダメ押しの左アッパー。完全に倒れるまで殴り続け、レフェリーが即座にストップ。鈴木の衝撃的なKOに場内は大きくどよめいた。
マイクを持った鈴木は「僕は去年の2月、西岡蓮太選手に負けてそこから僕は毎日毎日ぶっ倒すことだけを考えて練習してました。現在3戦3勝3KOです。来年、西岡選手を僕がチャンピオンから引きずり下ろす。(メインの)バズーカ選手、もし勝ったら俺と挑戦権をかけてやりましょう。もし負けたら俺が挑戦者だ」と、KNOCK OUTスーパーライト級王者・西岡へのリベンジを宣言した。
▼第3試合 57.5kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
×光太郎ZLS(聖域統一フェザー級王者)
KO 1R 51秒 ※右ハイキック
〇龍聖(TRY HARD GYM)
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ちすると、5戦5勝全KO勝ちと快進撃を続ける19歳。
対する光太郎は12勝(5KO)7敗の戦績を持ち、2017年12月には立嶋篤史から勝利。『聖域』(サンクチュアリ)のフェザー級タイトルを持つ。パワーと気持ちの強さが持ち味で、自らを“ストロングスタイル”と称する。
1R、龍聖はスピードのある左ハイ、ワンツー、飛びヒザ蹴りと次々と攻撃を繰り出す。その攻撃の鋭さに場内からどよめきがやまず、最後はワンツー→左フックからの右ハイキック。光太郎はバッタリと倒れ、レフェリーは即座に試合をストップした。
圧倒的なKO勝ちを飾った龍聖は「TRY HARD GYMの若頭・龍聖です。今日、自分ために試合してくれた光太郎選手に感謝しています。来年、同じ階級のチャンピオンで試合は面白いかもしれないが、華のないでくの坊がいると思うので俺が倒したいと思っています。今、キック界に2人スターがいると思いますが、3人目に俺がなります」と堂々と宣言した。