▼フライ級 5分3R
○若松佑弥(日本)
[1R 1分46秒 KO] ※右ストレート
×キム・キュソン(韓国)
フライ級では、日本から若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)がシンガポール大会に登場。韓国のキム・キュソン(JEONJU FIRST GYM)と対戦する。
2019年3月の両国大会でデメトリアス・ジョンソンに2Rギロチンチョークで敗れた若松だが、8月2日のマニラ大会でジェヘ・ユスタキオに1R、右ストレートでKO勝利。続く10月の試合でも韓国のキム・デファンを相手に1Rに右手を骨折しながらも判定勝利。今回、約1年ぶりの復帰戦に臨む。
HEATやTFCで活躍したキュソンは2019年5月にONEデビュー。いきなりジェヘ・ユースタキオと対戦し判定負けも、184cmの長身と長いリーチでユースタキオと競った試合を繰り広げており、2019年11月の前戦では、藤澤彰博を1R 右アッパーでKOに下している。
ONEフライ級では、王者アドリアーノ・モラエスを筆頭に、1位のデメトリアス・ジョンソン、2位のダニー・キンガッド、3位のカイラット・アクメトフに次ぐ4位に若松はつけているが、5位のリース・マクラーレンが10月大会で戦慄のヒザ蹴りで1R 衝撃のKO勝ちを見せているため、若松は王座戦線に上がるためにも、キュソン相手にインパクトのある勝ち方をマークしたいところだ。
1R、ともにオーソドックス構えから。低く構えるキュサンは左ジャブをヒット。さらにジャブ&ローの対角線攻撃を見せる。そこに鋭いワンツーで入る若松に、右で反撃するキュサン。離れる若松に右の長い蹴りはキュサン。さらに追ってローキック! 詰めて右フックを打ちに行くキュサンに、若松は右ストレート! キュサンががくりとヒザから崩れ、すぐにレフェリーがストップした。
サークルケージの中で若松は、「1年間、試合が出来なくて自分が強くなったか自問自答していました。最後いいのが入りましたが、相手も気合入っていました。とりあずKO出来て気持ちいいです」と勝利のコメント。
さらに今後を問われ「次、リース・マクラーレン選手とやってKOして、次タイトルマッチをやりたいです」と、10月大会で戦慄のヒザ蹴りKOで勝利した豪州のグラップラーを指名。そこでKO勝利して王者に挑戦したい、とベルト獲得への展望を語った。