▼ライト級 5分3R
○ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
[判定3-0]
×ピーター・バウシュト(オランダ)
ライト級では、170cmのティモフィ・ナシューヒン(ロシア)と188cmの長身ピーター・バウシュト(オランダ)が対戦する。4位のナシューヒンは前戦2019年3月にエディ・アルバレス(米国)を強烈な右フックで2R KOに下したばかり。
3位のバウシュトは2019年5月のONEデビュー戦で下石康太をグラウンドヒザでTKOに下すと、10月にトニー・カルーソにも判定勝利、2020年1月にはエドゥアルド・フォラヤンにスプリット判定で競り勝っており、ONE3連勝、MMA8連勝中と勢いに乗る。フォラヤンを極めに行った三角絞めで腕十字に加え、グラつかせた右ハイなど長い手足を活かした攻守に長けている。
王者クリスチャン・リーに2位のザイード・フセイン・アサラナリエフ、さらに10月30日には1位のユーリ・ラピクスが敗れたいま、次期挑戦者に名乗りを挙げるのはナシューヒンかバウシュトか。
1R、ともにオーソドックス構え。じりじりと圧力をかけ大きなワンツーを振るナシューヒン。金網を背にするバウシュトもワンツーを返すと右ローに。その蹴り足を掴んだナシューヒンが右ストレート! ハーフから強いパウンド。起き上がるバウシュトのバックに回り、コントロールする。
2R、バウシュトのローに右ストレートを狙うナシューヒン。右の関節蹴りも。サウスポー構えにスイッチするバウシュトだが、再び右ローを掴まれテイクダウンを奪われる。シングルレッグから立つバウシュト。ナシューヒンは左ジャブ。右ローはまたもナシューヒンに捕まれる。そのまま金網までドライブするナシューヒンがダブルレッグテイクダウン。
立ち上がるバウシュトにボディロックテイクダウンはナシューヒン。あっさりと倒れるバウシュトのインサイドからヒジを突く。しかしバウシュトもクローズドガードの下からパウンドを返す。
3R、右ロー、ワンツーの右を当てるバウシュト。さらに左ジャブも。手数が減ったナシューヒン。しかしバウシュトの右の蹴り足を掴むナシューヒンは右ストレートを突く。さらに右の蹴りの戻しが遅いなか、ついていってダブルレッグテイクダウンはナシューヒン! 腰を殺して抑え込もうとするナシューヒンだが立ち上がるバウシュトは右ミドルで前に。しかし時間は足りず、ゴング。