▼ヘビー級 5分3R
○ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)254lbs/115.21kg
[2R 3分47秒 TKO] ※左フック
×ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)238.5lbs/108.18kg
元王者のドスサントスは、2017年のスタイプ・ミオシッチ戦の敗戦以降、3連勝を飾ったが、2019年6月のフランシス・ガヌー戦で1R 71秒KO負け。続くカーティス・ブレイズ戦でもTKO負けで、キャリア初の連敗を喫している。
ホーゼンストライクは、2018年5月に当時4戦無敗でRIZINに参戦し、アンドレイ・コヴァレフにスプリット判定勝ちしたヘビー級ファイター。コンテンダーシリーズで勝利し、2019年2月からUFC参戦。アンドレイ・アルロフスキー戦を含む3試合で連続KO勝ち後、2019年12月のアリスター・オーフレイム戦では5Rに逆転のTKO勝ち。2020年5月の前戦では、フランシス・ガヌーに20秒でKO負けし、MMA初黒星を喫した。今回が再起戦となる。
1R、ともにオーソドックス構え。口ひげをたくわえたドスサントスは右のオーバーハンド、左ボディストレートを振る。かわすホーゼンストライクは、左インロー。ドスサントスの右ミドルをつかんでそのまま付いていって右を振るが、ドスサントスも回る。
右のオーバーハンドはドスサントス。しかし顔をずらすホーゼンストライクは左ロー。それがローブローとなり中断後再開。ドスサントスが右の後ろ廻し蹴りを見せてブザー。
2R、詰めるホーゼンストライクに半身気味の構えから右ストレートをアゴ下に当て、さらに左ボディストレートを突くドスサントス。その入りに右を振るホーゼンストライクは徐々に詰めて、右のフェイントから左、さらに詰めてサウスポー構えから右をヒットさせると、ドスサントスがダウン! 金網際で背中を見せながら立ち上がるドスサントスにさらに左右のラッシュでドスサントスがまたも崩れ、レフェリーが間に入った。ホーゼンストライクがTKO勝ち。
試合後、ホーゼンストライクは「できるだけ早く次の試合をしたかった。この勝利が必要だった。次? UFCにカードを任せるよ。最強の自分を作る。(タイトル戦?)そうだね。それが僕のミッションだ。フランシス(ガヌー)とやりたい。リマッチをしたい。ベルトを手にしたい」と、2020年5月に20秒で敗れたガヌーへのリヴェンジを語り、最後に母国スリナムの言葉で挨拶した。
BIGI BOY IS BACK! 😳 #UFC252 pic.twitter.com/h8SlayhrGF
— UFC (@ufc) August 16, 2020
また、試合後の公式のコメントでホーゼンストライクは、「向こう(ドスサントス)のペースを押し戻して、自分が後ろに下がるのを止める必要があった。だからペースを上げ、相手を捕まえて打ち込みながら、今度はスタンスを変えて右手でとらえて追いかけ続けたんだ。俺はすぐに打っていった。五分五分の勝負ってことは知っている。俺たちはパワフルだし、何と言ってもヘビー級だからね。捕まったらおしまいだ。俺はこの階級では危険なヤツだからな。今の俺より上位にいるヤツ全員と戦ってやる」と意気込みを語っている。
Can't knock that smile off JDS 😄 #UFC252 pic.twitter.com/roXtnbo5oq
— UFC (@ufc) August 16, 2020