修斗修斗
MMA
レポート

【ROMAN】道衣MMAでボンサイ柔術マルコス・ヨシオ・ソウザが大場に肩固め極める、四男ムリーロ・タケシが西村に一本勝ち、ゴドイがサッカーキック&パウンドTKO。トミー矢野がソ・ジェヒョンに一本勝ち、51歳ウー・ドンシンがVT勝利。道衣MMAフェザー級T1回戦で竹本がハンマーロック、清水がサッカーキック、メネギンが三角絞め、谷井が判定勝ち。渡部修斗がTKO勝ち。安齋アーロンが北田を極める

2026/07/12 12:07
 2026年7月12日(日)東京・大田区産業プラザPIOにて『ROMAN5: 道衣MMAフェザー級初代王者決定トーナメント1回戦』(U-NEXT配信)が開催された(※試合写真追加あり)。  ワンマッチでは、ボンサイ柔術からソウザ兄弟が揃い踏み。“マルキーニョス”ことマルコス・ヨシオ・ソウザが『ROMAN 3』以来の参戦。そしてソウザ兄弟の末弟ムリーロ・タケシ・ソウザが道衣MMAデビューした。 [nextpage] 『ROMAN5』速報 ▼ROMAN COMBAT(道衣MMA)無差別級 15分〇マルコス・ヨシオ・ソウザ(ボンサイ柔術)[1分25秒 肩固め]×大場慎之介(パラエストラ東京) “マルキーニョス”ことマルコス・ヨシオ・ソウザが『ROMAN 3』以来の参戦。セコンドにはサトシがつく。対する大場は、GLADIATOR、GRACHAN等でMMA6勝11敗。  ともにオーソドックス構えから。スイッチを見せるマルキーニョスは右ロー。大場は右の打ち下し。マルキーニョスは構えをいったん解いて脱力してから、大場のジャブの動きに合わせてダブルレッグテイクダウン!  パウンドに大場は下から蹴り上げるが、ついていくマルキーニョスはパスガード、マウントからパウンド、大場が左手を伸ばした脇に頭を入れて肩固めの形でサイドに。  柔術黒帯の大場は左手を定石通り、側頭部につけて防ぐが、マルキーニョスは大場の背中ごしにパームトゥパームで両手を組んで肩固めを極めてタップを奪った。 「私、ほんとうはこれを最初から、よく(MMAの)試合やっているから……お兄ちゃんで、次はサトシで今日はムリーロ。ほんとうにすごい長いでしょう? いまは違う道でやっていますが、ROMAN、もう一個の試合、お願いします。私、頑張ります」と語った。   続けてポルトガル語で「今日、何か新しいサイクルが始まったのか、それともまた一つ区切りがついたのか。もう歳を取ったから行かないと思っていたけど、今日は弟(タケシ)が戦ったから、わかるよね、三世代が戦っているんだ。これが生徒たちへのインスピレーションになればいい。君たちが良い習慣を身につけてくれることを願う。君たちが、道に迷ったり、エゴに溺れたりしないようにね。これから先、君たちを励まし、やる気を引き出すために僕にできること、言葉ではなく行動で君たちを鼓舞できればと思っています。だって、口で言うのは簡単ですから。  というわけで。今日ここに来てくれた母に感謝します。ありがとうね、お母さん。そして、ここでのこの時間にも感謝しますよ、私が大学を辞めて格闘技で生計を立てると言った時、お父さんは心配されたでしょう。昔は、そういうことをあまり尊重されなかったからですよね? でも、見てください。私の職場では、みんなが私を尊重してくれています。私が今日ここにいるのは、お母さんが私を信じてくれたからです。だから、本当にありがとう。大好きだよ」と語った。  11月14日に大田区PIO大会、2027年1月11日に代々木第二体育館でビッグマッチを予定しているROMANの渡辺直由代表は、「いま世界で道衣MMAが注目されていて、あるワールドフェイマスな“一族”と交渉中。マルコス・ソウザと戦ってもらいたい」と語っている。 [nextpage] ▼ROMAN COMBAT(道衣MMA)ライト級(70.3kg)15分〇トミー矢野(フリー)[1分45秒 腕ひしぎ三角固め]×ソ・ジェヒョン(韓国/somissions Jiu-Jitsu)  また、トミー矢野がROMANに道衣MMAで初参戦。矢野は、25年のPANCRASEネオブラッドトーナメントフェザー級決勝まで勝ち上がるもファイナルを欠場。ヒザの手術と1年のブランクを経て復帰する。MMA4勝0敗。アマチュア戦の『格闘技代理戦』では決勝で現UFCの中村京一郎に判定負けで優勝を逃した。  対する韓国のソ・ジェヒョンは「青木真也推薦選手」。MMA12勝16敗。2009年から戦極に参戦し、DEEPで宮田和幸と対戦。ROAD FCではキム・スーチョルとも戦っており、24年のWardog Cage Fight 46では小西澄斗を1R 三角絞めに極めている。  アマチュア戦績扱いの『格闘代理戦争』で現UFCの中村京一郎に敗れ準優勝のトミー矢野。その後、PANCRASEのネオブラッドトーナメントフェザー級で決勝進出も負傷欠場。プロMMAは4試合全フィニッシュ勝利となっている。  右ローから入る矢野はワンツー。ソ・ジェヒョンが組んでテイクダウン、ヒジ。矢野は下から三角絞めも上体を上げたソ・ジェヒョンにヒジを連打し、三角セット。足をすくって極めに行くと、さらにヒジをフルパワーで連打し、最後は腕ひしぎ三角固めで極めた。  プロ5試合全フィニッシュ勝利の矢野は、イゴール・タナベと勝利の記念撮影。  試合後、矢野はソ・ジェヒョンに「わざわざ韓国から来ていただきありがとうございます。自分も韓国でアウェーで試合をしたことがあって不利なんですけど、こうして来ていただきありがとうございます」と感謝を伝えると「去年、ヒザの手術をしてまたリングに上がれるか……(涙ぐむ)、分からなかったんですが、無事に復帰して戦えて感謝しています。あと、セコンドのイゴールが青葉台にジムをオープンするのでご近所の方、よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼R.O.M.A.ルールバーリトゥード 無差別級 30分×ダニエル・シウバ(ブラジル)[1分19秒 TKO] ※シウバの右金的蹴りをヒザ受けでシウバが負傷〇ウー・ドンシン(台湾)  バーリトゥード戦。サウスポー構えのドンシン。オーソのシウバはバンテージ無しの素手。右ローを当てるシウバ。左ローを返したウー・ドンシン。    シウバは金的蹴り狙い。右インローのシウバは股間を狙うが、ウー・ドンシンは右足でチェック。ヒザを蹴ったシウバが悶絶してダウン。  倒れながらバッテンマークで試合続行不可能。ウー・ドンシンがTKO勝ち。シウバは担架で運ばれた。  試合後、51歳のウー・ドンシンは「ありがとうございます。皆さんと台湾に遊びに来てもらって交流したいです。また呼んでください」と語り、ラウェイのポーズで腕を叩いた。 [nextpage] ▼ROMAN COMBAT(道衣MMA)バンタム級(61.2kg)15分×杉本寛樹(H.S柔術アカデミー)[3分20秒 TKO]〇渡部修斗(FIGHT LYNX)  左ジャブ、右ストレートの渡部、杉本の引き込みを切る。右カーフの渡部。杉本のロールを切って左ローも。右ローを連打の渡部。さらに右ストレートにダウン気味の杉本。渡部の右カーフにダウン。  立ち上がるも右ストレートにダウンした杉本。パウンドの渡部は手繰りに離れて、さらに右ストレート! 杉本が頭を抱えてダウン! レフェリーが間に入った。  渡部は「自分はROMANコンバットの新時代を切り開きたいと思っています。可能性を見せられる試合をしたい。いいパフォーマンスを見せられたと思います。代々木でバンタム級王座決定戦をよろしくお願いします。バンタム級も“見えないトーナメント”だと思っているので、11月にハッキネンと市川さんにやってもらって、勝者とやれれば」と語った。 [nextpage] 『ROMAN道衣MMA フェザー級初代王者決定トーナメント』 1回戦:ROMAN5 2026年7月12日(大田区産業プラザPio)準決勝:ROMAN6 2026年11月14日(大田区産業プラザPio)決勝:ROMAN7 2027年1月11日(代々木第二体育館) ▼ROMAN道衣MMAフェザー級初代王者決定トーナメント一回戦(3)15分×勝呂 駿(パラエストラTOKYO BAY)[5分47秒 三角絞め]〇エリック・メネギン(IGLOO)  1R、メネギンはジャブ、前蹴り。左フックから組んで道衣を持って引き込んだメネギン。足関節からアンクルのメネギンに足を伸ばして両足を突っ込んだ勝呂。  メネギンにバックを取られるが、腰を切ってトップに。パウンドは打てなかった勝呂。クローズドのメネギンのインサイドに入ってケージに押し込み、ブレーク。  ジャンピングガードのメネギンをケージ際に運んで払い腰テイクダウンの勝呂。腕は入っていないものの首のみを三角で組んで固定して下からヒジのメネギン!  左腕を入れて先に逆に三角に組んで、足を組み直したメネギン。右足もすくって絞めてタップを奪った。  これでメネギンは準決勝で谷井と対戦に。「本日、まずは応援に来てくださった方々、ありがとうございます。チームメイトも。必ずもっと上手くなってこのベルトを獲りに行きますんで、よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼ROMAN道衣MMAフェザー級初代王者決定トーナメント一回戦(2)15分×橋本圭右(フィジカルスペース柔術アカデミー)[4分44秒 TKO] ※サッカーキック〇清水俊一(宇留野道場)  ともにオーソドックス構え。細かいステップの清水は左ジャブ、右ロー。橋本は左フックで迎え撃つ。右ローを当てる清水に、橋本も右ロー。首相撲から崩し。  目線を逸らしての打撃、ジャブ&ローの清水。左インローも。橋本のシングルレッグを切って立つが、ズボンを掴む橋本。サイドバックに回る清水はパス、サイドに。中腰になる清水に右足を掴む橋本を切ると、亀になった瞬間に清水はサッカーキック! 試合を決めた。  試合後、清水は「格闘技、試合何十年やってますけど怖いですね。やる以上はいい結果残せるように。プロ90戦くらいやっていて、日本でちゃんとベルトを欲しいので、毎日練習していきます」と語った。  これで準決勝のひとつは、MMAキャリアが豊富な竹本vs.清水となった。 [nextpage] ▼ROMAN道衣MMAフェザー級初代王者決定トーナメント一回戦(1)15分×寺本雄輝(パラエストラ西東京)[5分26秒 アームロック]〇竹本啓哉(ALIVE)  サウスポー構えの竹本にオーソの寺本。前手の突き合いから竹本は袖を掴んで左脇を潜って前転させようとするが、残した寺本にガードに入れる竹本は首を掴んでハーフでギロチン狙いからバック、ボディトライアングルに。  竹本は背後から送り襟を掴んでパウンド。足を解いた竹本は右腕の袖を持って縛って背中に。上四方でハンマーロックを極めた。 [nextpage] ▼ROMAN道衣MMAフェザー級初代王者決定トーナメント一回戦(4)15分×松本大輔(X-TREME EBINA)[判定0-3]〇谷井翔太(大道塾/ロデオスタイル)  ともにサウスポー構え。谷井は左ローをヒット。松本は左で腕を抱えて引き込み。足関節狙いからトップ狙いの松本に立つ谷井。松本はKガードから右足をすくってヒザ十字狙い。さらに外がけから内ヒールへ。  そこに道衣を掴んで極めさせない谷井。足を突っ込むとクロスヒールも狙う松本。さらに内ヒールへ。襟を掴んで伸ばさせない谷井は左手でパウンド、鼻血の松本にトップに行く。  足を掴む松本にケージ使い立つ谷井。袖掴み引き込みの松本。座る谷井。ドクターチェック。スタンド再開。左ローの谷井。右のスーパーマンパンチも。谷井のジャブに合わせて引き込む松本。ブレーク。  右ジャブ突く谷井は左ローも。右ジャブに引き込んだ松本。足関節狙いも谷井はパウンドからストレートフットロック狙いも。立つ谷井は引き込む松本を潰してパウンドでゴング。  谷井が判定3-0で勝利。1回戦を突破し、準決勝進出した。試合後松本とのZST以来となる「6年ぶり対戦ありがとうございました。松本選手、道衣MMA研究してすごい強かったです。まだまだ出し切れていません、次もよろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼ROMAN柔術ルール 85kg 7分〇ダシルバ英樹(パラエストラ吉祥寺)[判定3-0]×濱岸正幸(CARPEDIEM SETAGAYA)  引き込むダシルバは濱岸をクローズドに入れると三角絞めに。ダシルバは濱岸の右足にラペラを通して固定。ブレーク。組んで引き込むダシルバのラペラ固定を濱岸は足を伸ばして切るとケージ際に運ぶもブレーク。判定3-0でダシルバが勝利。 [nextpage] ▼ROMAN柔術ルール ライト級70.3kg 7分〇安齋アーロン(X-TREAME EBINA)[6分17秒 腕十字]×北田俊亮(TRIBE TOKYO MMA North)  ROMAN柔術ルール。クローズドに引き込む安齋を小さくスラムする北田。安齋は下から腕十字狙いから片襟で絞めも、頭抜く北田に右オーバフックでチョイバー狙い。  外掛けで回転してヒール狙いの安齋にケージで横回転が止まった北田はヒザ抜いてクローズドに引き込もうとするが、入らない安齋がガードに入れてKガードから腕、足狙い。  ヒザを抜いて立った北田に安齋は襟を掴んで跳びつき十字! 転がせてタップを奪った。 [nextpage] ▼ROMAN COMBAT(道衣MMA)無差別級 10分×佐竹アレックス(トライデントジム)[1分52秒 TKO] ※パウンド〇マルロン・ゴドイ(ボンサイ柔術)  1R、ともにオーソドックス構え。先に佐竹が強い右ロー。さらに右ローも掴んだゴドイがテイクダウン狙いも足を抜いた佐竹。ジャブから組むゴドイを突き放そうとするが、ゴドイはボディロックテイクダウン!  パウンドのゴドイに蹴り上げの佐竹! 体が離れたゴドイだがサッカーキックで崩すとパウンド! 一気にフィニッシュした。 [nextpage] ▼ROMAN COMBAT(道衣MMA)ミドル級(83.9kg)10分〇ムリーロ・タケシ・ソウザ(ボンサイ柔術)[2分38秒 リアネイキドチョーク]×西村 刀(IMPACT)  三男サトシの実弟であるムリーロ・タケシは、ASJJF ASIA OPEN 優勝の26歳。これまでノーギグラップリングでの実績はあるが、オープンフィンガーグローブを着けたMMAは初。ROMANならではの「道衣ありのMMA」でどんな動きを見せるか。  オーソから右を打ち込むタケシ。右ストレートからダブルレッグテイクダウン。茶帯の西村からすぐにマウントを奪い、パウンド、ヒジ。  凌ぐ西村は下から袖を掴んで正対狙うも、道衣ありでリバーサルをさせないタケシは、バックマウントから送り襟絞めではなく、リアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼ROMAN COMBAT(道衣MMA)バンタム級(61.2kg)15分─ハッキネン・シウバ(JAWS ACADEMY)[ノーコンテスト] ※判定0-1でドローもシウバに体重超過で正式結果はNCに─市川剛希(MAX GYM)
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント