▼第2試合 66kg契約 5分3R
×白川陸斗(志道場)=65.75kg
[3R 4分40秒 TKO]
○萩原京平(SMOKER GYM)=65.85kg
白川は、激戦のDEEPバンタム級戦線で2018年12月に強豪の北田俊亮、2019年6月に石司晃一を判定で下し勢いに乗る大阪のストライカー。東京での出稽古ではHEARTSやアライアンスで朝倉兄弟らとも練習を重ねており、自信と実力を深めている。2019年4月にはDEEP大阪大会で釜谷真に逆転のリアネイキドチョークで一本負けを喫したが、2R終了間際には釜谷をTKO寸前まで追い込んでおり、相手の組みを切って当てる打撃は、対戦相手をことごとく窮地に陥れている。
前戦9月の「DEEP 91 IMPACT」では元DEEP王者の大塚隆史と対戦し、試合中に肩を負傷。26秒でTKO負け。再起を目指し、2020年3月に上京し、トライフォース赤坂で朝倉兄弟たちと練習を積んできた。「確実に自分自身、自分で感じるくらいレベルが上ってるんでそれも皆に見せれるのがすごく楽しみ。、熱狂できる試合を僕自身もして盛り上げたい」と語る。
萩原は“喧嘩番長”の異名を持ち、中学時代はラグビー、17歳の頃から格闘家に憧れてアマチュア大会に出場し始めて20戦して18勝の好成績をあげた。その後プロに転向し、戦績は2勝2敗。
対戦する白川“Dark”陸斗(志道場)については「今回対戦相手の陸斗君の噛ませ犬とかいろいろ言われているので、早くそういうヤツらを見返したいので当日が楽しみです」と不敵な笑みを浮かべた。
白川とは同じ大阪ということで一緒に練習したこともあると言い、「その時の印象もそうですがハンドスピードが速いのと…それくらいですかね。そこだけ気を付けておけばって感じです」と、ハンドスピードしか怖いものはないとする。
1R、白川のセコンドには朝倉未来。萩原もともにオーソドックス構え。右ローから入る萩原。距離を取る白川。さらに右ローに白川は一瞬バランスを崩す。左ボディストレートは白川。さらに萩原の打ち終わりに左フック、右ストレートを当てると、ボディを突いてからダブルレッグで押し込む右で差して押し込む。金網背に立つ萩原。シングルレッグに切り返す白川にヒジを落とす萩原。差し上げるとブレークに。鋭い右ハイをガード上に当てる萩原。残り1分。白川は左ジャブ。萩原は右後ろ蹴りを見せる。ジャブ&ローの萩原はゴング前に胴廻し回転蹴りを見せる。
2R、ジャブ&ローの萩原。ワンツーから跳びヒザで飛び込む萩原をキャッチしてテイクダウンは白川。しかし萩原はコーナーを使って巧みに立ち上がると、白川はボディロックから脇を潜りバックテイク! 片足をかかる白川だがブレーク。右ローは萩原。詰める白川にジャブも。1R同様にゴング前に胴廻し回転蹴りを見せる。
3R、一気にギアを上げた両者。左右の打ち合いは萩原も応戦。白川も左を当てるを鼻血も。ワンツー&アッパーで前に出る白川はダブルレッグへ。コーナー背にする萩原は倒れず。いったん引き出す白川だがテイクダウン出来ず。ブレーク。
左ジャブは萩原。さらに跳びヒザも。萩原のジャブに白川の左が空を斬る。大きな右を振る白川。しかしその打ち終わりに萩原はワンツー! ぐらつく白川。萩原のジャブにアゴが上がるが組みに。自ら離れると萩原が左から右のワンツー! 一瞬グラつく白川を見て、レフェリーが試合を止めた。白川は両手を広げるが、ダメージは見えた。萩原がTKO勝ち。
萩原は「こんな大変な時期に大阪からも応援ありがとうございます。下馬評ではいろいろカマセ犬とか言われたけど……観たか、コラ! どうじゃ」と咆哮した。