▼第7試合 女子49kg契約 5分3R ※ヒジあり
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)=48.80kg
[1R 1分35秒 TKO] ※パウンド
×古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)=48.50kg
女子スーパーアトム級のヒジ有りルールで、浅倉カンナと、今回が初参戦となる古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)が対戦。
浅倉は2017年に開催されたRIZIN女子スーパーアトム級トーナメントの決勝戦でRENAを破り優勝、2018年7月の再戦でも返り討ちにしてRIZIN女子部のエースとなったが、同年12月31日のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで浜崎朱加に敗れ、2019年6月には山本美憂にも敗れてRIZIN二連敗を経験。しかし、8月にアリーシャ・ザペテラとの接戦を制して勝利を収めると、同年大晦日のジェイミー・ヒンショー戦ではキムラロックで見事な一本勝ちを飾っている。
対する古瀬は、柔道をバックボーンに持ち、2017年5月にハイキックによる秒殺KO勝ちでDEEP JEWELS衝撃デビュー。AbemaTV『格闘代理戦争3rdシーズン』女子トーナメントでは現在『RIZIN』で連勝中のあいから腕十字で見込み一本勝ちを奪い、決勝では現在『ONE』で連勝中の平田樹に敗れるも準優勝。昨年は5月から始動して5試合(4勝1敗)を行った。今年2月には「DEEP JEWELSミクロ級トーナメント」準決勝で元VALKYRIE女子フライ級王者・玉田育子に競り勝ち、本来なら5月6日の東京・後楽園ホール『DEEP JEWELS 29』で、アム・ザ・ロケット(タイ/Tarnthong Gym) と決勝戦を争うはずだったが新型コロナウイルスの影響で大会は中止となっていた。
1R、サウスポー構えの浅倉、オーソドックス構えの古瀬は、浅倉の左の打ち終わりに低いダブルレッグへ。それをがぶった浅倉はすぐにバックへ。古瀬の身体を伸ばすと、背後から鉄槌。いったんは亀になった古瀬だが浅倉の鉄槌に動けず。レフェリーが試合を止めた。
試合後、浅倉は「こうして皆さんの前で試合が出来て嬉しいです。応援ありがとうございます。やっぱり圧勝して勝たなくてはいけなかったので、初めてのパウンドで勝てて良かったです」と語ると、試合後に笑顔が無かったことを問われ、「すみません、カッコつけました」と初めて笑顔。
今後について、「同じ階級にはまだ勝っていない選手がいるので、一番はベルトを持っているハム(・ソヒ)選手とやりたいというのはあるんですけど、負けている浜崎さんと美憂さんともやらせていただきたいと思います」と展望を語った。最後は「自粛で練習ができなくて苦しい時もあったんですけど、結果を出すことができて良かったです。まだ息苦しい生活が続きますが、今日・明日とRIZINを見て少しでも明るい気持ちで帰ってもらえればと思います」とファンに挨拶した。