▼ライト級 5分3R
○レオ・サントス(156lbs/70.76kg)
[判定3-0] ※29-26×3
×ロマン・ボガトフ(155.5lbs/70.53kg)
日本の戦極でも活躍したノヴァウニオンの柔術家レオ・サントスはUFC6勝1分と負け無し。対するボガトフはM-1 Challengeなどで10連勝をマークしUFCデビュー。組みを得意とするが、サントス相手に組みに行けるか。
1R、ともにオーソドックス構え。足を滑らせたボガトフにサントスはパンチで追うも深追いせず。ボガトフは左ミドル。しかし左ジャブは手を開いて指を向けたため、サントスの目に入り中断。
再開。右ミドルはサントス。後ろ蹴りを見せたボガトフのバックを奪うが足はかけず、立ち上がるサントスを追わずリリースする。ボガトフの打撃の打ち終わりに右ローを当てるサントス。ボガトフはローシングルに入るが、切るサントスがボガトフのバックを奪いブザー。
2R、ワンツーで圧力をかけていくブガトフはダブルレッグへ。しかし切られるとシングルレッグに移行も頭が下がるとサントスはヒジを落とす。離れるブガトフに首相撲からヒザ蹴りはサントス! さらに右ストレート! 下がるブガトフは背中を見せて逃げるが右ハイも当てるサントスは追う。向き直りシングルレッグに入るブガトフだが、切るサントスはバックからパウンド連打! しかし疲労したか、ブガトフのシングルレッグにあっさり下になり苦し気な表情。背中をついてガードを取る。インサイドガードから出たブガトフが逆襲し足を効かせるサントスに中腰で殴り掛かる。
3R、スタミナ切れたサントスの動きは? ブガトフの左右の圧力に下がるとブガトフは組んでヒザ蹴り。しかしこれがローブローとなりサントスは無観客のなか寝て、じっくり時間を使って回復を待つ。再開。腹を突いてシングルレッグはブガトフ。しかし片足立ちになりながら引き込まずテイクダウンデフェンスするサントスは金網背に立つ。さらに押し込むとブガトフはダブルレッグから尻下でクラッチし持ち上げテイクダウンへ。ここもサントスは倒れず。またもブガトフのヒザが下腹部に入る。
再開。バックフィストで近づきシングルレッグはブガトフ。サントスの左足を両足で挟み、バックテイクを狙うが、左で小手に巻くサントスはバックに回させず。ブガトフは片ヒザを着いた状態のサントスに反則のヒザ蹴り!「2点減点」。一気に前へ出て右を当てるブガトフ。下がるサントスはクリンチ。突き放し右を当てるブガトフにサントスは脇潜りバックを狙ったところでブザー。
Winning streak extended!
— UFC (@ufc) July 12, 2020
🇧🇷 @LeoSantosBJJ remains undefeated inside the Octagon.#UFC251 | #InAbuDhabi | @VisitAbuDhabi pic.twitter.com/lMZODQYhjI
判定は3-0(29-26×3)でサントスが勝利。ブガトフはスタミナが切れかかったサントスを詰めたかったが、反則のヒザ蹴りによる「減点2」が響いたオクタゴンデビュー戦となった。
UFC7勝1分としたレオ・サントスは、コロナ禍での試合に「相手はウォリアーだし、ハードな試合になるだろうと思っていたんだ。完璧なキャンプを過ごすには時間が足りなかった。だから、気持ちと勇気、経験を持ってここに乗り込んできた」と語ると、今後について「前回の試合後、トップ10かトップ5の誰かとやりたいと言ったけど、誰も答えてくれなかった。だから、誰でもいい。俺は健康だし、幸せだ。いつでもいい」とトップランカーとの試合を希望した。