【アーリープレリム】
▼ヘビー級 5分3R
○マルチン・ティブラ(252lbs/114.31kg)
[判定3-0] ※30-27×2、30-26
×マキシム・グリシン(223lbs/101.15kg)
※アレクサンドル・ロマノフは新型コロナウイルス検査で陽性となり欠場
M-1 Challengeで7勝1敗でUFC入りしているポーランドのティブラはオクタゴンで5勝5敗。新型コロナウイルス検査陽性で欠場となったアレクサンドル・ロマノフの代わりに緊急出場のロシアのグリシンはPFLライトヘビー級戦線で活躍。PFL4勝2分で今回、ヘビー級でのUFC緊急デビューとなった。
1R、グリシンは左ロー。右で差していくティブラを突き放すグリシン。なおも左で差して押し込むティブラは小外がけ狙い。金網背に崩れないグリシンだが、右で差して崩すティブラはグリシンの左足を両足で挟みながら、左手で細かいパンチ。
2R、ティブラの前蹴りがローブローに。再開。左を振って左で差して押し込み右も差すティブラ。しかしローブローかいったん体を離すティブラ。再び同じ体勢からリスタート。ひたすら押し込むティブラ。シングルレッグでグリシンの片足を上げるが、金網に腰をつけてバランスを保つグリシン。反撃に出たいが、またもティブラのフックからの押し込みに金網背に。ついにティブラがダブルレッグでテイクダウン奪いブザー。
3R、ダブルレッグテイクダウンはティブラ。バックマウントを奪い4の字ロックからパウンドでグリシンの鼻血を誘い削ると、リアネイキドチョークも狙う。判定は3-0(30-27×2、30-26)でティブラが勝利。UFC2連敗から2連勝と盛り返した。
試合後、ティブラは「最高の気分だよ。パンデミックの状況を考えると、このファイトアイランドで試合をして勝利できたなんて素晴らしいことだ。この試合のためにレスリングのトレーニングをたくさんした。もともとの対戦相手がレスラー寄りだったからね。対戦相手の変更があったけど、レスリングで勝負することにしたんだ。はじめは成功しないかもしれないと思ったけれど、最終的にテイクダウンできると思っていた」と勝因を語ると、今後について、「ここ2試合はトップ15外が相手だった。ランキングを少しずつ上げていきたい。今はアレクセイ・オレイニクがいいマッチアップになると思っている」と、前戦でヴェドゥムを下している11位のオレイニクを指名した。