▼女子フライ級 5分3R
○アマンダ・ヒバス(126lbs/57.15kg)
[1R 2分21秒 腕十字]
×ペイジ・ヴァンザント(126lbs/57.15kg)
柔道&柔術黒帯のヒバスはストロー級14位。今回はヴァンザントに合わせてフライ級戦に臨む。UFCデビュー戦でエミリー・ウィットマイアをリアネイキドチョークで極めると、2戦目で当時無敗だった柔術世界王者・マッケンジー・ダーンにも判定勝ち。2020年3月の前戦ではランダ・マルコスに判定勝ちと3連勝中。
対するヴァンザントは、20歳でUFCデビュー後3連勝。米国版『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』で2位になるなど知名度が高い。ストロー級でベック・ローリングにTKO勝利も、ローズ・ナマユナス、ミッシェル・ウォーターソンには一本負け。階級を上げたジェシカ・ローズクラーク戦でも判定負けと苦しみながらも、2019年1月にはラケル・オストヴィッチに逆転の腕十字で一本勝ちしている。
Quick work!
— UFC (@ufc) July 12, 2020
🇧🇷 @AmandaRibasUFC with the first round submission at #UFC251
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1R、ともにオーソドックス構え。ヒバスは左ミドルから組むと首相撲から首投げ! 袈裟固めに対し後ろからヒバスの右腕越しにロックするヴァンザントはバックに回りかけるが、そこに首を絞め直して引いてカウンターでまたいだヒバスは、ヴァンザントが残した右腕を掴み、腕十字へ! 最後はうつ伏せになって極めた。
UFC4連勝を決めたヒバスは「ほんとうに最高。自分自身を証明できたと思います。いかに自分が納得できるか。誰が相手だろうと関係ない。大事なのは人生で自分が何をするか」とモチベーションを語ると、「私は小さな街でトレーニングしているし、大きなジムで練習に励む彼女のような相手に勝つなんて誰も思ってなかったと思うけど、私には強い気持ちがある。この試合のためにすべてのエネルギーを出してベストを尽くして勝利した。本当に嬉しい」と勝因を語った。
また、今回はフライ級で戦ったことについて、「ストロー級と二階級で戦えればいいけど。もし次に女子ストロー級で戦うなら、(7月26日UFCで対戦する)マリナ・ロドリゲス(9位)とカーラ・エスパルザ(7位)の勝った方と戦ってランキングを上げていきたい。UFCがまた女子フライ級でってことなら、トップ10かトップ15の誰かとやりたい。UFC、チャンスをください!」と2階級での希望をアピール。
そして「オクタゴンに父と兄弟がいてくれたから、泣きそうになった。心の中ではいろんな感情があって。自分の柔術を見せられて良かった。みんなありがとう。さあ、チョコレートを食べる時間よ」と大きな笑顔を見せると、最後に「UFCのメイクアップのスージー・フリントンがいま乳がんで戦っています。支援をお願い」と呼びかけた。