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【UFC】RIZIN王者プロハースカが衝撃KOデビュー「タイトルを獲るのが僕のミッション」、3大王座戦も=「UFC 251」写真追加

2020/07/11 13:07

▼ウェルター級 5分3R
○ムスリム・サリコフ(171lbs/77.56kg)
[判定2-1] ※30-27, 28-29, 29-28
×エリゼウ・“カポエイラ”ドス・サントス(171lbs/77.56kg)

 Jungle Fight出身、ブラジルのエリゼウ“カポエイラ”ことザレスキは、2015年のUFCデビュー戦こそニコラス・ダルビーにスプリット判定負けを喫するも、以降7連勝。2016年10月には中村K太郎に判定勝ち、2018年から2019年にかけては3連続フィニッシュ勝利もマークしている。2019年8月の上海大会でリー・ジンリャンにKO負けしたが、2020年3月にアレクセイ・クンチェンコに判定勝ち。



 対するサリコフは元散打世界王者。Kunlun Fight等で活躍し、2017年11月にUFCデビューもアレックス・ガルシアにリアネイキドチョークで一本負け。しかし、以降UFCで2連続KO勝利を含む3連勝中だ。

 1R、ともにオーソドックス構え。右ミドルを狙うサリコフ。サントスは左ハイも空を斬る。後ろ廻し蹴りで牽制するサリコフは得意のバックスピンキックを腹に突く。サントスも右の後ろ廻し蹴りで牽制。サントスはオーソから左フックで飛び込む。

 サントスの大きな左から右はかわしたサリコフ。サントスはダブルレッグに入るもすぐに差し上げるサリコフ。右を当てて前に出るサントス! 下がるサリコフはダブルレッグダイブに入るも切るサントスは鉄槌を落としてブザー。

 2R、右前蹴りで牽制するサントス。さらにワンツーはサリコフがブロック。後ろ蹴りを腹に突くサリコフ。さらに左インロー。サントスの後ろ廻し蹴りを察知し、受けて投げ飛ばすサリコフ。しかしサントスは右ストレート! 前に出るサントスを掻い潜りダブルレッグに入るサリコフ。しかし切るサントスはボディロックから強引に投げへ。ここは崩れず、サントスを突き放すサリコフ。

 後ろ廻し蹴りも今度は顔を狙ったサリコフ。頭を下げてダックでかわすサントス。さらにサリコフは右の後ろ廻し蹴りからハイキックに繋ぐがかわすサントス。サリコフの右の後ろ蹴りは距離を詰めて防ぐ。

 3R、左ミドルはサントス。そこに右ストレートを合わせるサリコフは右の後ろ蹴り! サントスは右の大振り。ここはかわすサリコフ。しかしまっ直ぐは顔をかすめる。左ローを突き前に出るサリコフ。下がるサントスは後ろ廻し蹴りを警戒。大きなワンツーはサントス。距離で外すサリコフは、後ろ廻し蹴りを顔に狙うがかわすサントス。追うサリコフだが残り10秒。残り1秒でサントスはカポエイラ蹴りを披露し、ブザーを聞いた。

 判定はダウン気味の右をもらったサリコフだが、手数で上回りスプリットの際どい判定勝利。4連勝を決めた。

“キング・オブ・カンフー”のニックネーム通りの回転系の蹴りを見せたサリコフは、試合後、「いつも通り自分の仕事をしているって感じだ」と語りながらも、カポイエラの動きについて「とてもタフだった。彼はトップのファイターだよ。1Rに右を食らってしまったのはびっくりした」と評価。

 また、初めてのUFCファイトアイランドでの試合について、「ファイターのための島だ。ここにはすべてが揃っていて俺たちの面倒を見てくれる。俺たちはとにかく自分の仕事に集中して戦うのみだからいいだろ?」と絶賛。「できるだけ早く戦いたい。怪我は一切ないから」と、早くも次戦を希望した。

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