▼女子ストロー級 5分3R
○ローズ・ナマユナス(116lbs/52.62kg)
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×ジェシカ・アンドラージ(115lbs/52.16kg)
女子ストロー級1位のアンドラージと、2位のナマユナスによる1年2カ月ぶりの再戦。前戦は2Rにアンドラージのスラムでナマユナスが失神KO負け。王座から陥落している。その後、アンドラージは2019年8月の中国大会でジャン・ウェイリーに1R TKO負けを喫し、王座陥落。今回が再起戦となる。
1R、ともにオーソドックス構え。長身でアップライトのナマユナスに対し、前傾のアンドラージ。両者ともに小刻みに動くと、ナマユナスはジャブ&ロー。アンドラージは踏み込んで右。しかしその入りにナマユナスはカウンターの右を当てる。
左のダブル、あるいはボディ打ちから入るアンドラージ。しかし距離を外すナマユナスは前蹴り。前に出て組むアンドラージだが、ナマユナスは頭を下げさせてのヒザ蹴り。突き放すナマユナス。右ローを当てるアンドラージ。左フックの飛び込みはナマユナスが左にステップしてかわす。
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— UFC (@ufc) July 12, 2020
2R、ジャブ・長い蹴りはナマユナス。踏み込んでの右ローはアンドラージ。右ストレートをジャブのように当てるナマユナス。左ジャブには右クロスを狙うアンドラージ。しかしナマユナスは右を当てる。アンドラージは疲労か頭の振りが少なくなる。アンドラージの大きな右をかわすナマユナスに詰めて右アッパー、ボディを突くアンドラージは終了間際には詰めて左フックを当てるも連打には繋げられず。
3R、ジャブを突くナマユナス。アンドラージも右を振って入って行く。ジャブを突いて、アンドラージの打ち返しにはサイドに回るナマユナスは右のオーバーハンド! アンドラージの左右の振りにジャブをこつこつと合わせる。ナマユナスも鼻血を流すなか、右を振って右で差したアンドラージが払い腰テイクダウン! 下から三角絞め狙うナマユナスは蹴り上げから立ち上がる。
後ろ蹴りを当てるナマユナス。アンドラージは相打ちをパワフルに打つ。左ボディを振りながら前に出るアンドラージにダブルレッグに入るナマユナスだが捨て身気味に。切るアンドラージは右アッパー! 最終ラウンドを取り返したか。
手数はアンドラージも的確な打撃はナマユナス。判定は2-1(29-28×2, 28-29)で左目下を腫らしたナマユナスが接戦を制した。
試合後、ナマユナスは「序盤は最高でした。向こうが後半巻き返してきました。自分が大好きなことをやっているということを思い返しながら、テクニック、すべての練習に取り組んできました。またすぐに試合がしたい。できれば年末までにジャン・ウェイリーと対戦したいです。でも、まずは鼻の状態を確認してからね」と元王者らしく、タイトルマッチの展望を語った。