MMA
レポート

【ONE】スタンプがキック王座陥落、秋山成勲が5年5カ月ぶり勝利! 三浦彩佳がTKO負け、山口芽生は判定負け。江藤公洋が一本勝ち

2020/02/28 18:02

LEAD CARD:

▼第6試合 ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3R
×V.V Mei [山口芽生](日本)52.2 kg, 1.0191
[判定0-3]

○デニス・ザンボアンガ(フィリピン)51.85 kg, 1.0136
※メン・ボー(中国)は欠場


山口は2019年10月の日本大会以来の試合。前戦ではジェニー・ファン(台湾)に判定勝利し4連勝を決めているが、アンジェラとの3度目の対戦で王座奪取を目指すVとしては、フィニッシュが求められていた。そんななか、当初は中国の強豪メン・ボーと対戦予定だったが、欠場によりフィリピンのデニス・ザンボアンガと対戦する。


MMA6勝無敗のザンボアンガは、修斗に出場したURCC王者ドレックス・ザンボアンガの実妹。デニスもURCCで活躍し、2019年12月にONEデビュー。ジヒン・ラズワンに判定勝ちを収めている。ベースはフルコンタクト空手で、スタンプ・フェアテックスの練習パートナーも務めている。


1R、ともにオーソドックス構え。遠い間合いの山口。23歳のザンボアンガのワンツーを手でさばく。山口のダブルレッグを差し上げて押し込むザンボアンガ。右で差して押し込むと、体を入れ替えた山口を再び金網に押し込む。キレのある左でパンチはザンボアンガ。突き放す山口。


左ローを当てる山口。さらに右ロー。山口の2度目のダブルレッグを潰すザンボアンガ。パウンドを入れるザンボアンガにシングルレッグを続ける山口。しかし倒れないザンボアンガ。いったんヒザをマットに着かせるが立ち上がるザンボアンガは右で差し上げる。詰めるザンボアンガは左右でラッシュ。左をもらう山口はサークリングし、ジャブで距離を取る。


2R、慎重な山口。右で飛び込むとザンボアンガも右を狙う。さらに右を振る山口。ワンツーの連打。しかし左右で押し返すザンボアンガに山口は下がりながらダブルレッグに入るも切られる。右目を腫らす山口。ワンツーを振って打ち返してきたザンボアンガにカウンターのダブルレッグテイクダウンは山口!


下のザンボアンガはクローズドガード。インサイドからパウンドを振る山口。しかしザンボアンガは草刈でテイクダウン! 左足を足関節に行く山口に潰すザンボアンガ。外がけでアキレス腱固めに入るが、ヒザを折り曲げたザンボアンガはパウンド。ゴングの音楽にダンスしてコーナーに戻る。


3R、顔を腫らす山口は右ミドルハイ。左右から遠間で低いダブルレッグも切られる。左を当てる山口。さらに右を振って組み付くが突き放される。距離を取るザンボアンガ。ヒザを触って押し込む山口だが、差し上げるザンボアンガは四つに。右で差すザンボアンガ。左でオーバーフックから首投げを狙う山口。そこは投げさせないザンボアンガに山口は左をオーバーフックに変える。右で差して頭をアゴ下に頭をつけて左のパンチ、ヒザを突くザンボアンガ。押し込まれた山口は最後に離れたザンボアンガに左右を振るがゴング。


判定は3-0で力強さを見せたザンボアンガが勝利。MMA無敗の7連勝を決めた。山口は王座戦線から一歩後退。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント