▼第7試合 ONE女子ストロー級(※56.7kg)5分3R
○テイファニー・テオ(シンガポール)56.5 kg, 1.0091
[3R 4分45秒 TKO] ※パウンド
×三浦彩佳(日本)55.25 kg, 1.0116
ONE女子ストロー級(※56.7kg)で三浦彩佳が49日間隔で強豪ティファニー・テオ(シンガポール)と対戦する。2020年1月10日バンコク大会でマイラ・マザール(ブラジル)に、2R3分01秒、アメリカーナ(V1アームロック)で一本勝ちした三浦は現在ONEで3連勝中。女子ストロー級戦線でトップ3入りを照準に定めている。
対するテオはAbemaTVの非公式ランキングで三浦の4位よりひとつ上の3位に位置する強豪。ONEで4連勝後、2018年1月にONE世界女子ストロー級(※56.7kg)王座戦でション・ジンナン(中国)に4R TKOで敗れ、初代王座を逃しているが、同年11月には強豪ミッシェル・ニコリニ(ブラジル)に判定勝利(※写真上)するなど、MMA8勝1敗の戦績を誇る。そのニコリニは2019年7月に女王アンジェラ・リーに勝利しており、ニコリニの寝技を防ぎローでダメージを与えたテオの打撃は、三浦にとっても脅威となるだろう。
三浦は「相手が分かっていてもかかる」必殺の首投げ&アメリカーナをテオ相手にも決めることができるか。テオに勝利すれば、上位のアンジェラ、ニコリニを越えてジンナンが持つベルト挑戦も見えてくる。
入場時、オレンジのフーディー姿でカメラに投げキッスをする三浦。対するテオはスケルトンの仮面を被って登場。マスクを取るとメガネ姿。網膜の負傷から1年4カ月ぶりの試合となる。
1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるのはクシングベースのテオ。最初の組は突き放したテオ。なおも三浦は腕を手繰ると、そこにテオはヒザ蹴り! しかし三浦は腕を持ったまま背中を見せて腕を抱えて亀で引き込み巻き込んでグラウンド、袈裟固めに!
しかし腕を抜きながら立つテオを追いかけテイクダウンする三浦はサイドに。両腕をクラッチするテオに右足で踏みつけて切ろうとする三浦。左で差していた三浦だが、袈裟固めから肩固めへ! 左腕を曲げて側頭部にあてて防御するテオ。外して袈裟固めに戻る三浦。両足に挟まれないように腕をクラッチするテオ。腰を切り立ち上がるテオが突き放したところでゴング。
2R、テオの右ローの打ち終わりにシングルレッグは三浦。そこにヒジを落とすテオ。しかし左腕を掴んだ三浦はなおも背中を向けて一本背負い狙い。背後からヒザ・ヒジを打つテオ。立ち上がるテオに三浦は腕を離す。
ニータップから奥襟を取って組みを狙う三浦だが、それを潰したテオがパウンド! 何とか立つ三浦は手首を持って背中を見せる。体力を使う三浦。右ストレートを当てるテオは右ローも。さらに左ジャブも浴びる。ジャブ&ローをもらい続ける三浦は低いダブルレッグへ。しかしがぶるテオはヒザ蹴り連打! 片足を手繰りにいく三浦も潰され、パウンドを受ける。ゴング。
3R、左を突く三浦。長南代表の「追っていけ、入れ」の声。テオの左ミドルを掴んでいくが、足を抜くテオ。右ローを連打するテオ! ニータップから組みにいく三浦だが、詰められず。右ローを連打するテオ。さらに左ジャブ。テオは左ハイ! もらいながらも前に出る三浦。低いシングルレッグも両足を後方に飛ばすテオ。立ち上がるテオを追うがつかまえきれない。左ジャブ&右ローを打つテオそこに右を合わせようとする三浦だが届かない。ジャブの刺し合いで一方的に浴びる三浦。残り35秒でシングルレッグに入るが潰すテオ。片足を掴みながらも両ヒザをマットに着いてボディにパウンドを浴びたままの三浦を見てレフェリーが試合を止めた。