▼第8試合 ONEウェルター級(※83.9kg)5分3R
○秋山成勲(日本)82.9 kg, 1.0023
[1R 3分04秒 KO]
×シェリフ・モハメド(エジプト)83.25 kg, 1.0136
44歳・秋山成勲が8カ月ぶり再起戦。2019年6月大会で、2015年11月のUFC以来、3年7カ月ぶりの試合=ONEデビュー戦に臨んだ秋山はアギラン・タニ(マレーシア)と激闘も判定負け。今回はシンガポールでシェリフ・モハメド(エジプト)と対戦する。
エジプトMMAの「EFC EVOLUTION」で活躍したモハメドはMMA9勝5敗。2019年6月15日の上海大会でONEミドル(93kg)級戦にも出場している重量級戦士だ。秋山と対戦したタニに判定負けするなどONEでは3連敗中。2017年の時点でタニに、前戦2019年6月大会でもロン・ファンのテイクダウンゲームに敗れており(ミドル級戦)、スタンドで上回る秋山としては投げでも上を取りしっかり削りたい。
秋山はモハメドについて、「自分が上海で試合をしていたときにも、一個上の階級で試合をしていたんですよ。デカいんですよね。力の強い選手なんだなとは見ています。変に気を抜くと持っていかれる」と印象を語っている。
マスク姿で登場のモハメドはレスリングベース。対する秋山はいつもの柔道衣姿で入場。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローを突くモハメド。左右のラッシュに尻餅をつく秋山だがすぐに立つと、モハメドを剥がす。
右ミドルを突く秋山。すぐに左右を強振に組みに行くモハメドだが、さばく秋山。しかし右がかすめる。さらに左フックも。離れる秋山は右ロー! 右ストレートもヒット。効いてない、とアピールし前に出るモハメド。さばく秋山は右のカーフキック! 詰めてきたモハメドに下がりながら秋山は右ストレート! パンチが見えていないモハメドは脳を揺らされ足を泳がせてダウン。秋山は一発、右のパウンドを入れたところでレフェリーがすぐに止めた。
2014年9月のUFC日本大会での判定勝ち以来、5年5カ月ぶりの勝利に、秋山はケージの中で韓国語で「これが私のマーシャルアーツの旅の始まりです」と語り、続けて英語で、「可能ならば、ONE Championship韓国大会に出たいです」とアピールした。