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【ONE】スタンプがキック王座陥落、秋山成勲が5年5カ月ぶり勝利! 三浦彩佳がTKO負け、山口芽生は判定負け。江藤公洋が一本勝ち

2020/02/28 18:02

▼第10試合 コ・メインイベント ONEストロー級(56.7kg)ムエタイ世界選手権試合 3分5R
○サムエー・ガイヤーンハーダオ(王者/タイ)56.65 kg, 1.0222
[判定3-0]

×ロッキー・オグデン(挑戦者/豪州)56.55 kg, 1.0074
※サムエーが王座防衛


367勝を誇る36歳のサムエーはEVOLVE所属。ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級とスーパーフライ級の2階級、ムエタイ協会スーパーバンタム級とスーパーフライ級とフェザー級の3階級を制覇した実績を持つレジェンド。ONE最初のムエタイの試合を戦ったサムエーは、ONEフライ級ムエタイ世界王者にもなったが、ストロー級が主戦場となる。

サムエーは、2019年5月にジョナサン・ハガティに判定負け後、10月に自身初となるストロー級での試合でダレン・ローランドにKO勝ち、12月にはキックルールでもワン・ジュングァンに判定勝ちし、新設されたONEキックボクシング世界ストロー級王者となっている。今回はONEストロー級(56.7kg)ムエタイ王座戦に臨む。


ロッキー・オグデンはジョン・ウェイン・パーを師に持つ豪州ファイター。10歳の頃にテコンドーを始め、ムエタイに転向後、16歳でタイに移り、「Cage Muay Thai(CMT)」等で活躍。17歳にして、オーストラリア人選手として初めて、世界プロムエタイ連盟(WPMF)バンタム級世界タイトルを獲得。パーと出会った。現在は故郷・豪州に戻り、パーと組んで「Boonchu Gym」で練習をしている。

ケージでオープンフィンガーグローブ着用のムエタイマッチ。


1R、サウスポー構えのサムエー。オーソドックス構えのオグデン。左インローから入るサムエー。オグデンの右ミドルはスウェイでかわす。オグデンは右ローを奥足に突くが、カットするサムエー。左ミドルのサムエーに右ヒジを突くオグデンだが、かわすサムエー。サムエーの左ミドルに蹴り返しが無いオグデンは、詰めてワンツーを入れる。


2R、オグデンの右のインローをカットするサムエー。前足でオグデンをストッピングするサムエー。詰めるサムエーは左ミドル! さらに左ストレート! オグデンも右ミドルを返すが、サムエーは左ロー! ミドルと上下に打ち分ける。さらに左ミドルを当てるサムエー、近距離になるとヒジを突く。


3R、ワンツーの右はオグデン。さらに右ローのダブル。しかしサムエーは左の蹴りで押し返す。首相撲でのこかしはオグデン! 立つサムエーは左ミドル、さらにオグデンの入りをいなして左ミドルを連打で当て、詰めて左ヒジを当てる。右の奥足ローを当てるオグデン。サムエーは左ミドル。そこに右ストレートを狙うオグデン。


4R、オグデンの後ろ廻し蹴りをかわすサムエーは左ハイ! サムエーの左ミドルにオグデンは右を狙う。オグデンの入りに右の前蹴りで止めるサムエー。オグデンの右ミドルを柔らかく受け止め左ストレートを当てるサムエー。首相撲からこかしでオグデンを2度振り回す。大きな左で飛び込むオグデン。しかしかわして左ミドルを腕に当てるサムエー。


5R、オグデンの右ローをカットするサムエーは左ヒジで詰める。右を突くオグデンに5Rでも応戦するサムエーは左一本でコントロールする。左ミドルでオグデンを下がらせるサムエー。詰め直すオグデンは右ストレートを狙うが、いなして体を入れ替えるサムエーはヒジ打ち。

ゴングに、最後は20歳のオグデンがヒザをマットに着いて、36歳のサムエーに敬意を表した。

判定は3-0でサムエーが完勝。ONE SUPER SERIESムエタイストロー級(56.7kg)ベルトをチャトリCEOから受け取った。

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