MMA
レポート

【GRACHAN×GLADIATOR】絶体絶命のピンチから逆転の腕十字、桜井隆多が48歳で2団体制覇

2019/12/22 20:12

▼第12試合 GRANDウェルター級王座次期挑戦者決定戦 5分3R
〇長岡弘樹(DOBUITA/第6代DXFCウェルター級王者)
[判定3-0] ※29-28×3
×ウィル・チョープ(米国)


 2019年4月の「GLADIATOR 009」にて、DXFCウェルター級王者となった長岡弘樹が、GRAND次期挑戦者決定戦に臨む。


 対戦相手のチョープはUFC、ONE Championship、キックボクシング、ムエタイ、ラウェイ等、様々な経験を持つ。2019年5月にラウェイルールでGRAND王者のダリと対戦し敗れたものの、7月7日の「GLADIATOR010」ではMMAルールでダリと再戦。見事勝利している。


 1Rが始まってすぐ長岡がダブルレッグでテイクダウン。しばらくトップをキープし、チョープが立ち上がってもすぐにダブルレッグで寝かせる。チョープは下からヒジを打つが、長岡は抑え込み続けた。


 2Rが始まってすぐに長岡がダブルレッグでテイクダウンを奪い、そのまま抑え込み続ける。ようやくチョープが立ち上がっても長岡はヒザ蹴りからテイクダウン。ラウンド終了間際にチョープがテイクダウンに行くと長岡はかわしてバックを奪う。


 3R、チョープはバックを奪うと背中に張り付きチョークを狙うが、長岡が振り落として上になる。再び抑え込み、チョープが立っても再びグラウンドに引きずり込む。チョープにバックを奪われて危ない場面もあったが、それも脱した長岡が抑え込み、パウンドを打って試合終了。長岡がチョープを破る金星で、次期挑戦者に決定した。


 長岡はマイクを持つと「自分の試合泥臭いんですがチョープというUFCに出ていた選手とやらせてもらえるということで、しがみついてでも勝たないといけないと思って必死にやりました。40になるのでしんどいんですがこれからも頑張ります」と語った。

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