MMA
レポート

【GRACHAN×GLADIATOR】絶体絶命のピンチから逆転の腕十字、桜井隆多が48歳で2団体制覇

2019/12/22 20:12

▼メインイベント2 GRACHANライト級タイトルマッチ 5分3R
〇山本琢也(パラエストラ千葉/王者)
[TKO 2R 4分34秒]※パウンド→レフェリーストップ
×植田 豊(リバーサルジム新宿Me,We/挑戦者)
※山本が初防衛に成功。


 約1年3カ月ぶりとなる第2代GRACHANライト級王者・山本琢也の初防衛戦が決定した。メジャー団体出場の話もあったが怪我等でタイミングが合わず、これが2019年初試合。GRACHANでプロデビューし5勝1敗。反則負けの1敗以外は全勝で、2018年9月の前戦では、強い腰と高い打撃力で実力者・岸本泰昭に判定勝利している。


 挑戦者の植田豊は、2019年1月のブレンゾリンク・バットムント戦で約5年ぶりにMMAに復帰し、白星で復帰戦を飾ると、6月の飯田健夫戦でもスカーフホールドアームロックで一本勝ち。連勝を飾ってタイトル挑戦の切符を掴んだ。


 1R、サウスポーの植田に山本は右ローから右のパンチ連打で突進。ケージまで追い込むが、植田がテイクダウン。バックを奪われるもすぐに立ち上がる山本。


 2R、右フックを打って行く山本に植田が飛びヒザ蹴り。山本の右フックで転倒した植田にパウンドを浴びせる山本。起き上がった植田はスクランブルを制して上になり、さらにバックを奪う。山本はバックマウント、マウントを取られながらもケージを背にして立ち上がる。


 立ち上がり際にハイキックを蹴ってバランスを崩した植田が倒れ、そこへ山本がまたも嵐のようなパウンドと鉄槌の連打。植田も必死にディフェンスして立ち上がろうとするが、山本の連打は止まらない。一方的な展開となり、ついにレフェリーストップ。植田は担架で運ばれた。


 山本はマイクを持つと「植田選手は強くてけっこう練習しないとなと思いました。次はこれから考えていくので、自分これから上に上がって面白くなるので名前を覚えてください」とアピールした。

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