▼第2試合 ONEアトム級(-52.2kg)MMA 5分3R
×ナタリー・サルチェード(米国)114LBS/1.0176
[判定0-3]
〇マグダレナ・チャバン(ポーランド)113.4LBS/1.0053
ナタリー・サルチェードは、MMA4勝1敗の34歳。同級で注目の新星の一人で、米国コロラドを拠点とし、アマチュア時代は5戦無敗。
グアダラハラ出身のメキシコ人の父とエルサルバドル人の母を持ち、父の兵役に伴い家族でカンザス州ジャンクションシティに移住。10代の頃、地元のテコンドー教室でムエタイに出会って以降、長年格闘技から遠ざかっていたサルセドだが、22歳でコロラドスプリングスに移住した際にムエタイに回帰するとブラジリアン柔術にも出会い、ベン・ウェストリッチの指導のもとで黒帯を取得、同時にアマチュアムエタイで12以上の勝利を収め、様々なグラップリングトーナメントにも出場した。
2017年にMMAへと転向し、アマチュアで5勝0敗と白星を重ねるも、プロへの転向は予想外の困難に直面した。新型コロナウイルスの影響でnvicta FCでのプロデビューが2021年8月に延期され、さらに2度目のプロ試合前に前十字靭帯(ACL)手術からの回復という難題に直面した。
格闘技のキャリアを築きながら、2021年にアリゾナ州立大学で心理学の理学士号を取得し、25年はサウスウェスト大学でもスポーツ心理学の理学修士号を取得。プロ3連勝後、2025年9月にONE Championshipアトム級MMA部門に参戦。澤田が3分52秒、腕十字に極めたアラゴンを相手にそれより速い2分42秒で三角十字に極め、タップを奪った。
MMA4戦1敗で、Invicta FCでの判定勝ち以降は、リアネイキドチョーク、腕十字、三角十字での一本勝ち。ブラジリアン柔術黒帯でムエタイのバックグラウンドを持つサルチェードは、オーソからの首相撲を含む思い切りのいい打撃と寝技に長けるが、26年1月の前戦では澤田千優に判定負けで初黒星を喫した。
対する“パワーパフガール”・チャバンは、ポーランド出身でMMA4勝無敗全フィニッシュ(2TKO、2SUB)の26歳。
ポーランド南部クラクフで生まれ育ったチャバンは幼少期からアウトドアスポーツ、陸上競技に取り組み、16歳で友人グループに誘われてMMAジムに。18歳で実家を出て2021年、IMMAFヨーロッパ選手権を前に、チャバンは深刻な精神的危機に陥りうつ病に。トレーニングと並行してレストラン、ホテル、清掃、パーソナルトレーナーとして働き、26年になってようやく生活費を稼げるようになったという。
IMMAF元ヨーロッパアマチュア王者、ジュニア世界チャンピオンのチャバンは、すでに数々の実績を持つエリート選手としてONEに参戦する。クラクフ体育大学で体育学の学士号を取得し、プロ4戦中3戦を早期決着で終わらせている。
1R、ともにオーソドックス構え。先にワンツー、右前蹴りで出るサルチュード。チャバンも左前手のジャブ、左フックを返す。
左から右オーバーハンドのサルチュード。その入りに左から右のチャバン。左フックをヒットさせる。右前蹴りで押し戻すサルチュードだが、チャバンの左で鼻血。右オーバーハンドから首相撲に持ち込むサルチュード。
離れるチャバンは左ミドルハイ。その蹴り終わりに組んだチャバンは差してテイクダウンも立ち上がる。立ち際に右を突く。
サルチュードの右に左を突いて四つからテイクダウン。フルガードのサルチュードの立ち際にチャバンは左ハイ。さらに左で前に。
2R、左右の蹴りから入るサルチュード。右ローを蹴って右回り。チャバンは右ストレートとオーバーハンドを打ち分ける。ジャブのダブルから右をガード上に打ち込むチャバン。サルチュードの右の蹴りに左ジャブを突くチャバン。
右前蹴りを腹に突くサルチュード。さらにワンツーにチャバンは内側を突く。サルチュードの右を潜って組むが突き放すサルチュード。サルチュードの右の前蹴りをかわしてボディロックテイクダウンのチャバンだが離れる。
立ち際に左ハイ。サルチュードは組んで首相撲ヒザ。ボディロックテイクダウンのチャバンは左で差すと、サルチュードは外ヒール狙いでゴング。
3R、右目を腫らせたサルチュード。その入りにチャバンは左フックを当てる。右で差してヒザのチャバン。サルチュードも右ヒザ。離れる。サルチュード右からヒザ。しかし組むと崩すのはチャバン。サルチュードは下から外掛け、外ヒール。チャバンは回ってヒザを抜いて立つ。
右から左のサルチュードは前に。右から左で組んだチャバンに引き込んだサルチュード。チャバンはトップからパウンド。足を手繰りにきたサルチュードをがぶり、グラウンドヒザ! 仰向けになるサルチュードにサイドを奪い、グラウンドヒザ。ダースチョークも狙いつつ、バック。両足フックも降りながらパウンド。判定3-0でチャバンが勝利。初の判定での勝利ながら、MMA5勝0敗に。






