グラップリング
レポート

【QUINTET】TEAM CARPE DIEMが優勝、桜庭チームが準優勝

2019/11/30 15:11

▼1st Match

TEAM CARPE DIEM】Total 357.3kg
先鋒 橋本知之 60.6kg/次鋒 山田崇太郎 79.3kg/中堅 岩崎正寛 72.8kg/副将 世羅智茂 70.8kg/大将 田村幸成 73.8kg
vs
TEAM K-TOP BJJ】Total 351.2kg
先鋒 チャン・インソン 73.9kg/次鋒チョ・ヨンスン 75.1kg/中堅イ・ギョンソプ 63.1kg/副将チョ・ジュンヨン 71.7kg/大将チェ・ワンキ 67.4kg

気になる選手の出場の順番は、CARPE DIEMがいきなり先鋒としてチーム最軽量60.6kgで今回がQUINTET初出場となり橋本知之を登場させる作戦に。K-TOP BJJは先鋒に強豪チャン・インソン(73.9kg)を置いてきた。

韓国チームは、「確実にサブブミッションで勝てるようにオーダーを組んだ。1回戦ではハシモト選手との試合がキーになると思う」とQUINTET初出場の橋本を警戒。

対する橋本は、「初めてのQUINTETで、秋田美人を魅了するようなプレーを見せたいと思います」と場内を和ませると、チームオーダーについて、「見た感じ、僕は小さくてそんなに強くないように見えると思います。(山田)崇太郎さんが抜いてくれることを期待します」と韓国チームの注意をかわしながらも、「簡単な試合にはならない。僕が極められるか、極められないかが大事」と先鋒戦の重要性を語った。

△先鋒 橋本知之 60.6kg
[引き分け]※10kg以上差で4分
△先鋒 チャン・インソン 73.9kg
世界柔術選手権3位の実績で日本のみならずアジアのトップ柔術家として知られる橋本知之。対するチャン・インソンは、2018年に米国の柔術の実力者であるAJ・アガザームを破り世界的なレベルであることを証明した、韓国が誇る-77kg級の代表的な選手。“チョイバー”で知られるチョイ・ワンチョイの愛弟子だ。試合は体重差10kg以上差で4分を選択。

インソンのデラヒーバ狙いをかわす橋本はストレートフットロック、アキレス腱固めへ。引き込むインソンも足を取りに行くが橋本は極めさせずヒザ十字狙いも。互いに左右を内アキレス・外アキレスと掛け合うも極めさせず。時間切れドローに。

○次鋒 山田崇太郎 79.3kg
[6分43秒 ヒザ十字]
×次鋒チョ・ヨンスン 75.1kg

山田のギロチンを防ぐヨンスン、ストレートフットロックも立ち上がり外してバック狙いマウントに。足戻す山田。スタンド再開。サイドから足をかけてリバースハーフになると山田はヨンスンの左足を4の字に固めヒザ十字で極めた。

○次鋒 山田崇太郎 79.3kg
[2分44秒 リアネイキドチョーク]※4分
中堅イ・ギョンソプ 63.1kg


ギョンソプのベリンボロを防ぐ山田は、背中見せるギョンソプにカーフスライサーからいわゆるSTFの形でリアネイキドチョーク

△次鋒 山田崇太郎 79.3kg
[引き分け]
△副将チョ・ジュンヨン 71.7kg

3人目を相手にする山田はジョンヨンのアキレス、アンクルを防ぎつ、アキレス腱固め、ギロチン狙いもジュンヨンも極めさせず。山田は痛み分けに持ち込んだ。

△中堅 岩崎正寛 72.8kg
[引き分け]
△大将チェ・ワンキ 67.4kg


かつぎ、脇差し、側転パスなど仕掛ける岩崎に足効かせるワンキはガードからインバーテット、ニーシールドなど足を越えさせず。岩崎もワンキの三角絞め狙いやラバーガードを外すなどしっかり対処。互いに2つの指導が入った試合は、時間切れドローに。CARPE DIEMが副将・大将を残して決勝進出。

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