キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】松嶋こよみが2度目のUNLIMITED戦に挑む意味「打撃のプロフェッショナルと戦う機会に勝てないと、今後自分の目標としている場所には届かない」

2025/12/20 11:12
 2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-UNLIMITED -68.0kg契約3分3Rで漁鬼(SHINE沖縄/KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王者)と対戦する松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)が、19日(金)都内にて公開練習を行った。  公開練習後、試合を控えた現在の心境を聞かれた松嶋は「ずっと練習は続けてきたので、仕上がってはいるっていうのと、あとは試合が近くなってきたのでちょっとピリピリ感が出てきて、気持ち的にはいい感じかなって思っています」と答える。  3日の記者会見では、大晦日の試合がなくなったことで「モヤモヤ」があったというが、現在のメンタリティを聞かれると「(モヤモヤは)まあ、ずっとです。ふざけんなっていう心境はありました。会見の翌日に名前が出された時は、六本木の事務所を燃やしに行こうかと思ったくらいです(笑)。代わりに会員さんを送り込もうかとも思いましたけれど、結局何もせず。ただ、試合はそういうのは全く関係ないと思いますし、自分のやるべきことをやって、しっかりと勝つ姿を見せられればと思っています」と、怒りを感じることもあったが、それと試合とは別だとした。  今年の大きな変化として、8月に自身のジム『IDEA ASAKUSA』をオープンしたことについては「今までは勝手に自分のために自分の試合をするっていう感じだったんですけれど、ジムの会員さんのためにどういうものを見せられるか、という部分を意識するようになってきました。ただ、結局リングに上がれば自分vs.相手の試合になるので、そこは気にせず、結果は勝手についてくるだろうと思いながら戦えればなと思います」と、意識する部分はあるもののリングに上がってしまえば気にするものではないとする。  2024年9月には『LFA』との契約が発表されたが、その後試合の機会に恵まれず、RIZINでも11月にヴガール・ケラモフとの試合が発表されるもケラモフの欠場で2試合連続でKNOCK OUTでの試合になったことには「今、一応海外の団体と契約はしているけれど、試合ができないっていう状況で。その中で声をかけてくれるところ(KNOCK OUT)は本当にありがたいです。僕の寄り所になっています。やっぱり海外で戦うのが目標だったり夢だったりするので、そこはブレずに。こういう打撃のプロフェッショナルと戦う機会に勝てないと、今後自分の目標としている場所には届かないと思っています」 と、ここでしっかり勝たなければ海外MMAで勝てないとした。  改めて対戦する漁鬼の印象を聞かれると、「試合映像も見させてもらいました。イメージ通りの強気な選手だなと感じています。特に接近戦の振り回しのパンチとかは、もらったら戻ってこれるか分からないパンチだと思うので、そこは危機感を覚えながらちゃんと向き合いたいなと思っています」と、漁鬼の強打を警戒。  漁鬼が『喧嘩しに行く』と言っていることに対しては、「喧嘩しに来るなら、僕も喧嘩しなきゃいけないなと。ただやり合うだけだとダメージも溜まってしまうので、その中でいい塩梅(あんばい)を見つけながら戦えたらなと思います」と、そう来るなら受けて立つがただガムシャラにやり合うことは避けたいという。  そして「いいカードがずらっと並んでいる中で、僕の『UNLIMITEDルール』の試合が一番面白いと思われるような、激しい展開の試合をお見せできたらと思います。 スーパーウェルター級暫定王者の漁鬼選手と対戦します。しっかりと自分の強いところをぶつけて、いい戦いを見せたいと思いますので、応援よろしくお願いします。KNOCK OUT見るならU-NEXTで!」と、ファンへメッセージを送った。
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