グラップリング
レポート

【QUINTET】TEAM CARPE DIEMが優勝、桜庭チームが準優勝

2019/11/30 15:11

▼Spesial Single Match
○ハイサム・リダ(CARPE DIEM 92.0kg)
[旗判定2-1]
×カイル・チェンバース(10th Planet 93.0kg)



チェンバースはQUINTETでハイサム・リダを仕留めた10th Planetのジオ・マルティネスに師事し、フットロックのスペシャリストと言われている選手だ。得意とするヒールフックは禁止ではあるが、ヒザ十字、ストレートフットロックなどバリエーションは豊富で、手足の長いハイサムとの足関節の取りあい、バックテイクの攻防なども注目だ。ハイサムはニューヨークオープン優勝からの凱旋試合。

ハイサムのジャンピングガードを切り、ボトムを選択するチェンバース。ガードからの立ち際にハイサムもバックを狙うが落とすチェンバース。下からの仕掛けもハイサムは防ぎ、タイムアップ。指導数も同じで旗判定はアタックを続けパスを成功させたハイサムがスプリットで勝利した。

▼Special Iron Man Match QUINTET鉄人ルール
(5分、どちらが多く一本を取るかを競う※同数の場合はドロー)
○桜庭和志 83.5kg
[2-1]

×五味隆典 79.5kg

※腕ひしぎ腕固め(桜庭)
※ギロチンチョーク(五味)
※アンクルロック(桜庭)

五味「次はアメリカで桜庭さんと同じチームで勝ってきたいと思います」

▼Special Iron Man Match QUINTET鉄人ルール
(5分、どちらが多く一本を取るかを競う※同数の場合はドロー)
×所 英男 69.0kg
[0-1]※インディアンロック
○ミノワマン

※バックについた所が両足を鼠径部にかけて両足をフック。そこにミノワマンが左足をかけてインディアンロックで一本を1回奪取。

ミノワマン「こんばんは、ミノワマンは秋田に初めてきました。寒いです。寒いですが最高です。スタンディングリアルフィストを一緒にやりましょう」

※「QUINTET鉄人ルール」について、本誌ではそのルール発表時点からひとつの試合として認識し事前インタビューも行ったが、エキシビション的な内容の部分もあり、現在、主催者に確認中だ(※主催者から返答あり)。もしエキシビションであれば、ほかの「試合」とは異なることを事前に明記すべきで、それはファンのみならずほか試合に出場した選手にとっても説明が必要な事柄だ。

【桜庭和志が秋田県スポーツ大使に任命される】

佐竹敬久・秋田知事「(登場時にマットの段差でつまづき受け身を披露し)最初に失敗作を見せました(笑)。小さい頃に柔道をやったことはあるのですが、生のQUINTETを見るのは初めてです。秋田県のスポーツ大使を快く引き受けていただきありがとうございました。レスリングや相撲が盛んな地域から桜庭選手が生まれて、このレスリングや柔道・柔術、寝技を基本とする新しい格闘技・競技が、桜庭選手出身の秋田発だと思っています。非常に奥の深い格闘技です。この秋田から日本、世界に広がって、この新しい格闘技の本拠地になってほしい。桜庭選手には全国に秋田を売り込んで元気にしてもらいたいです。明日はスポーツ科学センターでさまざまなセミナーが行われます。ぜひこの桜庭選手を中心に大いに盛り上げていただければと思います」

桜庭和志「僕の好きな格闘技をこの秋田から広めていきたいと思います。寝技を見ても面白いルールで創りました。ぜひ楽しんでいってください」

▼オープニングファイト QUINTETルール/5分一本勝負
○帯谷信弘 84.8kg 指導1
×佐藤洋一郎 84.4kg 指導2
※指導数差により帯谷が勝利

スタンドサイドについた帯谷が後方へのバックドロップでサイド、マウント奪取も佐藤は足を効かせてガードに戻す。消極的な動きの佐藤に2度の指導から、佐藤は引き込み、帯谷はパスガードからマウント奪うも極めきれず。

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