グラップリング
レポート

【QUINTET】TEAM CARPE DIEMが優勝、桜庭チームが準優勝

2019/11/30 15:11

▼2nd Match

TEAM SAKURABA】Total 355.7kg
先鋒 出花崇太郎 74.8kg/次鋒 福本よう一 74.9kg/中堅 星野勇二 68.8kg/副将 鈴木和宏 64.1kg/大将 中村大介 73.1kg
vs
TEAM PARAESTRA】Total 337.8kg
先鋒 塩田”GoZo”歩 58.7kg/次鋒 八隅孝平 72.3kg/中堅 本間祐輔 59.6kg/副将 樋口翔己 74.5kg/大将 斎藤裕 72.7kg

2nd Matchは「TEAM SAKURABA」と「TEAM PARAESTRA」が激突。

TEAM SAKURABAの先鋒は、QUINTETで先鋒経験が豊富な出花崇太郎(74.8kg)に決定。出花は「今回も先鋒に抜擢されたので、アグレッシブに一本を取りに行きます」と抜き役を宣言。また大将の中村大介(73.1kg)は、「秋田が産んだ偉大なプロレスラーである桜庭さんのチームでみんなで優勝目指して頑張ります。プロレスラーとして戦います」と、プロレスラーとしても先輩の桜庭の地元で優勝することを誓った。また、「これまで出花選手とは対戦相手として向き合ってきて強さを感じてきたので、明日は期待しています」と、チーム編成に自信を見せた。

対する「TEAM PARAESTRA」はチームの合計体重が337.8kgと最軽量に。その先鋒に今回の参加選手中、最年長(46歳)かつ最軽量の塩田”GoZo”歩(58.7kg)を置いた。塩田は「最軽量ですが、後ろに素晴らしいメンバーが控えているのでガツガツやっていきます」と充実の表情。次鋒として続く八隅孝平(72.3kg)は、「できるだけ動いて抜けるように頑張ります」と抱負を述べると、チームオーダーについては、「パラエストラは抜き役がそもそもいないですが、全員で頑張ります」とチーム全体で粘り強く戦うことを語ると、「相手チームは前と後ろに抜き役を置いてきた。それをいかにストップできるか。あと個人的には、福本選手に修斗で跳びヒザでやられている(※2004年に対戦。QUINTETは打撃禁止)ので、やり返したいと思います」と、ユーモアたっぷりに語っている。

○先鋒 出花崇太郎 74.8kg
[2分54秒 腕十字] ※4分
×先鋒 塩田”GoZo”歩 58.7kg

懸命に足を効かせデラヒーバも狙う塩田だが、出花はかつぎパス。背中を見せながらもいったん足を戻す塩田に、出花はパスからバック奪い、リアネイキドチョークではなく素早く腕十字に切り替えて一本勝ち。腕を伸ばされながらもしばらく凌いだ塩田だがタップした。

-先鋒 出花崇太郎 74.8kg
[両者失格]※両者に指導3つ
-次鋒 八隅孝平 72.3kg

スタンドからアームドラッグ、シングルレツグで出花をテイクダウンする八隅。ニーシールドから立つ出花のダブルレッグをがぶると後方に出花を投げるが、起き上がりで上は出花。八隅は下からXガードでスイープする。

八隅のシングルレッグをがぶる出花はリストコントロールへ。八隅はその手を脇に挟み腰に手を回してシングルレッグから足首をつかみテイクダウン! そこから怒涛のパス狙いも両者に指導に。スタンド再開。首に釣り手をつかんだ出花は強引な払い腰へ。それを潰した八隅がシングルレッグでテイクダウン。パスを狙うが出花も足を効かす。手順を踏むパスガードはQUINTETルールでは膠着とみなされるのか。ここでも両者に指導に。

スタンド再開。八隅のシングルレッグをがぶりながらたすきでバック狙う出花だが、八隅は起き上がり際で胸を合わせて上に。レッグドラッグ気味にパスからサイドに回ろうとするが、出花もハーフで足をからませる。ヒザを押してパスを狙う八隅だが、ここで両者に3度目の指導。失格となった。

△次鋒 福本よう一 74.9kgに
[引き分け] ※4分
△中堅 本間祐輔 59.6kg

引き込みバタフライガードの本間にトップキープの福本。両者指導から、引き込み潜る本間の首を抱える福本。ハーフの潜りから右足を抱えて後方回転でスイープする本間。サイド奪うがタイムアップ。時間切れドローに。

×中堅 星野勇二 68.8kg
[1分24秒 腕十字]
○副将 樋口翔己 74.5kg



引き込む樋口に側転パスを狙う星野。樋口はクローズドガードからスイープの動きをみせつつ星野の右手首をつかんでおいて、バックに回り左足を頭にかけてうつ伏せで見事に腕十字を極めた。これでPARAESTRAはタイの副将対決に持ち込んだ。

△副将 鈴木和宏 64.1kg
[引き分け] ※4分
△副将 樋口翔己 74.5kg

樋口のパスにリバーサルで上を取る小柄な鈴木。両者のパス・スイープの攻防に秋田の観客から拍手が送られる。鈴木のギロチンを防いだ樋口はジャンプしてのパス狙いも鈴木は足を越させず。時間切れドローに。試合は大将決着へ。

○大将 中村大介 73.1kg
[5分18秒 ヒザ十字]
×大将 斎藤 裕 72.7kg


地元秋田出身の斎藤は柔術茶帯。中村に力強いダブルレッグテイクダウンを決めると上四方に回る。

シングルレッグから亀になり立つ中村は首投げ&払いで斎藤をテイクダウン。しかし、そこは脇を差している斎藤がブリッジして上に。立つ中村にシングルレッグでテイクダウンは斎藤。

中村はハーフからキムラ狙い、さらにヒザ十字へ。ヒザは伸びかけているが、地元でのチーム戦の大将戦の重責からか、尻を足で押し耐える斎藤だったが、「ヒザが鳴り」(中村)タップ。TEAM SAKURABAが決勝進出を決めた。

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