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【UFC】ダナ・ホワイト「(ケイプの勝利は)一発のパンチが試合を変える」「AIの軍拡競争と同じようなことがストリーミング業界でも起きている」「新ランキングシステムはAIと人が見る」「ホワイトハウス大会の裏側で──」

2026/06/22 23:06
【UFC】ダナ・ホワイト「(ケイプの勝利は)一発のパンチが試合を変える」「AIの軍拡競争と同じようなことがストリーミング業界でも起きている」「新ランキングシステムはAIと人が見る」「ホワイトハウス大会の裏側で──」

(C)Zuffa LLC/UFC

 2026年6月14日(日本時間15日)のホワイトハウス大会『UFC Freedom 250: Topuria vs. Gaethje』、6月20日(日本時間21日)の『UFC Fight Night: Kape vs.Horiguchi 2』(U-NEXTUFC Fight Pass配信)について、21日の大会後、ダナ・ホワイト代表が会見を行った。

 賛否それぞれがあったホワイトハウス大会の裏側で何があったか。今後のストリーミング業界の動向、UFCのAIランキングの導入など、16日のRIZIN榊原信行CEOの囲み取材でも話題に上がったいまの格闘技界をめぐる、トップリーダーの質疑応答を下記に紹介したい。

ダナ・ホワイト代表、ホワイトハウス大会とストリーミング市場を語る

「ファイト・オブ・ザ・ナイトはヴィニシウス・オリベイラvs.アンドレ・フィリ、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトはマネル・ケイプだ。彼らがボーナスを総なめにしたよ」

──ケイプのパフォーマンスについてどう思われましたか? 彼は数ラウンド落としていましたが、フライ級で彼ほどハードな打撃を打てる選手はいないように見えます。

「本当にその通りだ。一発のパンチが試合の軌道をどう変えるかって話をいつもしているけど、まさにそれだったね」

──今すぐ試合を組んでくれとは言いませんが、データ上、彼は非常にハードパンチャーですし、王者のジョシュア・ヴァンもハードパンチャーです。将来的には非常に面白い試合になりそうです。

「その通りだね」

──コメインイベントはどうでしたか? クテラバ対ナヴァホ・スターリングの試合です。凄まじい乱打戦の応酬でしたが、スターリングがあの試練を乗り越えたことについてどう見ましたか?

「信じられないね。印象的なフィニッシュだった。クテラバはとんでもなく打たれ強いアゴを持っているからね。彼はあそこに寝転がって、あの打撃をすべて受けていたんだ。マッチメーカーとのグループチャットで誰が言ったかは忘れたけど、『彼が死んだふりをしているのかどうか、いつも分からない』って言ってたよ。私は『最後に彼の手が挙がった時、死んだふりをしているような顔には見えなかったぞ』って返したけどね。でも、彼にとっては素晴らしい勝利だった」

──今週の大きな話題である「ホワイトハウス大会」の数字についてお聞きしたいです。米国内での総視聴者数は1700万人だったと思います。この数字について、どれほど満足していますか? パラマウント社が非常に満足しているのは知っていますが、あなた個人としてはどうですか?

「ああ、つまり彼らのサブスクリプション登録者の3分の1が視聴したということだからね。巨大な数字だし、グローバルの数字も莫大なものになる。来週には発表される予定だ。これは我々が今まで成し遂げた中で最大のことだよ。そして明らかに、このスポーツにとっても史上最大のことだ。ESPNとの契約が終わってからずっと言ってきたが、私の仕事はパラマウントに結果をもたらすことだ。そして、この半年間で我々はとてつもない結果を出しただろ? 我々は多くを語らず、静かにして、彼ら(パラマウント)に発表させてきた。まだペイ・パー・ビュー方式が残っている市場もあるから、そういった数字もすべて精査しなければならないが、グローバルの数字はたぶん来週には出るだろう」

──いま話すのは難しいでしょうが、グローバルの数字は米国の数字と比べてどれくらい大きいのですか?

「ああ、これには2つ問題がある。我々は上場企業だし、パラマウントも上場企業だ。あの夜は数え切れないほどの大きな成功があったが、株価の動きに影響を与えるため、そのどれについても話すことができないんだ。本当に言いたいことは山ほどあるんだけどね。まあ、これから何が起こるか見ていてくれ。これは私がボクシングについて言ったことと同じだ。2027年1月に、私たちが今年行う仕事の成果を見て判断してくれ。今後2年間で我々が何を成し遂げるか、待っていてほしい。

 あの夜、記者会見の後に私のところに来た男がいて、『エディ・ハーン(※マッチルーム・スポーツ会長)について何か言いたいことはあるか?』と聞いてきた。私は『我々は彼らとは違う』と答えたよ。いいかい、こういう風に言わせてくれ。今後、すべてのメディアに対して、他のプロモーターについては何も言わないつもりだ。我々はレベルが違うんだ。我々は今、文字通りNFL、NBA、メジャーリーグベースボール(MLB)、NHLと競い合っている。この国のトップスポーツの序列の中で、我々がどこにいるかを考えてみてくれ。

 これが事実かどうかは分からないが、絶対にそうだと保証するよ。我々が77億ドルの契約を結んだと発表した日、NFLのエグゼクティブたちは『一体どうやってあいつらがあんな大金を手にしたんだ? そんな大金が眠っていたなんて、どうして我々は知らなかったんだ? 火曜、金曜、土曜にも試合をやるぞ』と言ったはずだ。そしてNBAがあり、MLBは新しい契約を探していて、NHLもある。15年前のテレビ業界がどうだったか見てみろ。強力なケーブルチャンネルがたくさんあったが、今はケーブル業界は急降下している。残っているのは何だ? NBC、ABC、CBS、Foxだ。そして、強力なストリーミングサービスが3つほどある。多くの人々が同じ縄張りを巡って争っているんだ」

──これはストリーミングサービスがこれ以上大きくなれないという、弾ける可能性のあるバブルだと感じますか? それとも、7年経った後でも、あなたたちはまだ成長できる可能性を秘めていると感じますか?

「私が10年前に言ったことを見てくれ。私が子供の頃は、チャンネル3、5、8、13しかなかった。それがグローバルな規模で再び起こるだろうと私は信じている。それは誰になるか? Netflix、パラマウント、ディズニー、YouTube……リストは果てしなく続く。今起きているのはAIの軍拡競争のようなものだ。同じことがストリーミング業界でも起きているんだ」

──ホワイトハウス大会の次に続くものとして、コナー・マクレガーの復帰(※2026年7月11日『UFC 329』でマックス・ホロウェイと対戦)ほど適したものはないでしょう。その大会でも、ホワイトハウスの時と同じような数字を期待していますか?

「私がどれだけ勝つことと、自慢するのが好きか君たちも知ってるだろ。でも、もうそれはできないんだ。今すぐ君たちに教えたいことが山ほどある。でも、来年の収支報告会などで明らかになっていくのを見ることになるだろう。だから、これはすべて時間をかけて明らかになることだし、私はただ自分のやるべきことをやり続け、静かにしているしかないんだ。静かに、ただひたすら働くだけさ」

──いくつかネガティブな話題もあります。ジョシュ・ホキットの件は明らかに主流メディアにとって大きなニュースになりました。非常に不快なものでした。あのコメント(※元米大統領バラク・オバマ氏の夫人を揶揄)があった上で、彼をあのカードに出場させたことを後悔していますか?

「いや、聞いてくれ。大多数の人が同意しないようなことを言う人間は常にいるものだ。時間や場所、その時の状況とか色々あるが。私は何度も言ってきたが、私は最初の選挙ではオバマに投票したが、2回目は投票しなかった。その後、彼の大統領就任式に私が出席した時、彼は私の前に座っていた。そしてインターネット上では『ダナがオバマを睨みつけてる』なんて言われていたが、オバマは私の方を振り向いてくれた唯一の人だった。彼以上に素晴らしい人はいなかったよ。彼は『君の成功と、これまでのすべての功績におめでとう』と言ってくれた。私は『ありがとうございます、大統領』と答えた。私は『トランプが憎い、彼は私の大統領じゃない』とか、『バイデンが憎い、彼は私の大統領じゃない』といった考え方には賛同しない。悪いニュースだが、もし君がアメリカ人なら、彼らが君の大統領なんだ。私は過去も現在も、すべての大統領を尊敬している。もちろん、全員がそう思っているわけじゃない。そして、時にはあのような馬鹿げた発言も聞かなければならない。残念なことだが、私は言論の自由も信じているからね」

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