2026年8月8日(土)東京・EBARA WAVEアリーナおおた(大田区総合体育館)で開催される『ONE SAMURAI 2』(U-NEXT配信)に向け6日、記者会見が行われた。
ONE SAMURAIフェザー級(-70.3kg)キックボクシングトーナメントに加え、MMAでは、第6試合で注目のONEストロー級戦が行われる。
▼ONEストロー級(※56.7kg)MMA 5分3R山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We)12勝1敗田上こゆる(BLOWS)修斗世界ストロー級(52.2kg)王者 11勝4敗
両者はともに、2021年2月に開催された『 Road to ONE: 4th Young Guns』に出場。山北は安芸柊斗に2R TKO勝ちし、田上はリトルに判定勝ちしている。
その後、山北はPANCRASEストロー級王座を戴冠し、ONEで5勝1敗。田上は修斗3連敗から4連勝で修斗世界ストロー級王座を戴冠。その後、2度の防衛に成功している。
会見で山北は、「前回(※黒澤亮平に2R チョイバーで一本勝ち)に続いて、今回も日本人対決ということで、国内で個人的にもやっぱり一番戦いたい相手が出てきてくれたと思ってるんで、そこと戦えるのもすごく嬉しいです」と、修斗王者との対戦を語った。
その後の囲み取材でも、「『Road to ONE』で田上こゆる選手も別の試合で一緒に出てたんですけど、その時から同じ階級で意識もちょっとしていました。二人とも結果的に王者になって、僕はPANCRASEでチャンピオンになって、田上選手は修斗でチャンピオンになって。その後、僕はONEに来たので、正直、やることはないかなって思ってたんですけど、ここにきて、まさかの対戦相手になって、やっぱりその選手とやれるのが嬉しいです」と「戦いたい相手」の意味を語った。
自身を「ストライカーと相性がいい」という。
前戦で、危険な打撃を持つ黒澤に勝ったことが、今回の試合にも繋がるのでは? という問いに、「結構スタイルも似てると思うんで、前戦でしてきたことが活きると思います。でも、自分は前とはまた違うフィニッシュを見せたいと思っています。あの時見せられなかった動き、必殺技があるので楽しみにしていてください」と、用意しているものがあるとした。
ストロー級は、王者のジョシュア・パシオをはじめ、ジャレッド・ブルックス、マンスール・マラチェフ、イ・スンチョル、ボカン・マスンヤネらが上位陣と予想される。
この5人のなかではマスンヤネと2024年1月に対戦し、判定負けを喫している山北は、今回の田上戦を越えることで、「勝った後、そのままタイトルマッチに行くのは行けたら嬉しいですけど、もう1個、しっかり強豪外国人との試合を挟んでタイトルマッチに行きたいと思ってます」と、再び王座戦線に食い込むためにも落とせない試合と位置付けている。
[nextpage]
『AIランキング』完成はもうすぐ。日本のベスト・ベスト”を決めて、世界のベストへ
一方の田上は会見で、「まず、こんな大きい舞台に出させてもらって嬉しく思っていましたし、相手も世界で経験をいっぱい積んできた山北選手で、すごい相手を用意してもらえて、とても嬉しく思ってます」と、ONE初参戦を語る。
山北同様に、あのコロナ禍で行われた『 Road to ONE』で希望の光を掴もうとしていた。
「あれ以降、(山北と)“交わる機会は無いな”と思っていたし、『Road to ONE』で一緒になった時に試合を見て“交わりたくないな”とも思ったんです」と、5年半前の時点では、自身が苦手とする強みを持つ相手と認識していた。
「でもやっぱり、いろいろ自分も勝っていって『世界』が見えてきた時に、どっかで交わるやろうし、僕もONE目指してたんで、“交わるとしたらONEやろうな”と思うようになって。それを僕のONEデビュー戦の機会で見つけてもらって嬉しく思います」と、いまでは“交わるべき相手”としてとらえている。
『世界』が見えてきたときに目の前に立つ相手──山北渓人については、「“寝技が強いな”というのと“身体がごっついし、パワーありそうだな”というのが第一印象ですね」と、そのフィジカルとグラップリングを警戒する。
また、修斗のストロー級は水抜き可能な52.2kg。今回のONEストロー級(※56.7kg)はハイドレーションテストありで実質、一階級上のフライ級の体重だ。
「ハイドレーションテストは初めてですね。でも、ずっと前から体重を上げてやりたいとも思ってたんで、挑戦する気持ちで頑張ろうと思ってます」
(C)SUSTAIN
25年11月に元二階級同時世界王者の新井丈とフライ級で対戦し、激闘の末に判定で敗れた。26年5月の前戦では、地元大阪でTRIBEのグラップラー・黒部和沙を挑戦者に迎え、4R TKO勝ちで2度目のストロー級王座防衛に成功している。
地元大阪での前戦で、対グラップラー相手に競り勝ち、ボディ打ち、ヒジ・ヒザも駆使してフィニッシュしたこと。2戦前に一階級上に挑戦したことが糧となっているか、と問われた田上は、「全部活きてくるやろうなと思ってて。前回の相手と違うのはパワーとか、入ってくるスピードとかも、さらに上がってレベルは上やろうなとは思ってるんで、それを想定して。それ以外は全部、これまでのことがハマってくるんかなと思います」と、一つひとつ準備してきたことが活きるとした。
また会見後、チャトリ・シットヨートンCEOは、「いまグローバルチームが、『AIランキング』を作っています。だからもうちょっとでランキングをまた出します」と、王座戦線を可視化するAIランキングが完成間近といい、「ONE MMAのストロー級とフライ級は、私にとって絶対、“世界ベストのベスト”。この人たちは“日本のベスト・ベスト”で世界ベストです。だから日本人のみなさん、応援してください」と、UFCにはない階級・ストロー級で世界の頂に登ろうとする両者の試合に注目と語った。