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【UFC】ダナ・ホワイト「(ケイプの勝利は)一発のパンチが試合を変える」「AIの軍拡競争と同じようなことがストリーミング業界でも起きている」「新ランキングシステムはAIと人が見る」「ホワイトハウス大会の裏側で──」

2026/06/22 23:06

Apexの改修とUFC Freedom 250の舞台裏で

──ダナ、ここApexでのイベントが少しお休みになることは知っています。改修工事が続くようですが、どのような変化が期待できるか、最新情報を少し教えてもらえますか?

「最高にイカしたもの(Badass)になるよ。完成したら、この場所は信じられないような空間になる。下の方にあるApexの入り口付近はすべて無くなる。上の方には新しいスカイボックス(VIP席)ができる。ああ、当面はこれが最後の改修になるだろうが、完成したら素晴らしいものになるよ。座席数も大幅に増える」

──販売可能な総座席数がどれくらいになるか見当はついていますか? 1000席を超えますか?

「ああ、完成後は1000席になる予定だ」

──それは素晴らしいですね。最後に聞きたかったのは、Freedom 250での試合についてです。少し遅い時間になり始めましたが、ショーを完全に奪った信じられないような出来事がありました。あなたが事前にどれほど素晴らしいか把握していたかは分かりませんが、入場曲をすべて演奏していたUSマリーンバンド(海兵隊音楽隊)です。事前に彼らの演奏を聴いていましたか? みんな彼らの話題で持ちきりだったように感じます。

「数日前にリハーサルをするまでは知らなかった。実は今まさにそのことについて投稿しようとしていたところだったんだ。もっと早くやるつもりだったが、ここで忙しくなってしまってね。ああ、彼らは信じられないほど素晴らしかった。大会の準備段階から彼らを起用することは決まっていたが、現地に行ってリハーサルを始めるまでは、あそこまで凄いとは思っていなかった。ボルサーリ(UFC幹部)が『おい、このバンドの演奏を聴くまで待ってろよ』って言ってきたんだ。そして私が会場に呼ばれると、彼女に(AC/DCの)『Thunderstruck』を演奏させたんだ。信じられなかったよ。何がクレイジーかって、元々は入場曲やその他の演出にDJを使うつもりだったんだ。でもバンドの演奏を聴いて“これだ”となった。座って聴いていて、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲が流れてきた時、“これはレッチリの音源じゃない、バンドの生演奏だ!”と気づいた瞬間があった。彼らは本当に素晴らしい。あのイベントをあんなにもクールでユニークなものにした多くの要素の一つだ。だから今、我々がやろうとしているのは、彼らが演奏したすべての曲を集めることだ。彼らはまだ楽譜を見て演奏していて、電話帳みたいな分厚さの楽譜を持っていたんだ。その曲をすべて集めて演奏してもらい、『UFC Freedom 250』のサウンドトラックを作ろうとしている。ザック・ブラウンが歌った国歌もそこに入れたいね。最高だったよ」

──面白かったのが、一部のファイターでさえ「いつもの自分たちの入場曲の音源より良く聞こえた」と言っていたことです。ザック・ブラウンが国歌を歌っていた時の話も出ましたが、あの戦闘機のフライオーバー(上空通過)のタイミングはあれ以上ないほど完璧でした。多くの人にとって、あれがその夜の舞台を決定づけた瞬間だったと思います。「あれは今まで見た中で最も魔法のような瞬間だった」というフィードバックを多く聞きました。

「あの夜は魔法のような出来事がたくさんあったんだ。教えてやろう。この話をあの夜にしたか覚えていないが、なんだか1年も前のことのように感じるよ。ホワイトハウスのイーストルームでレセプションがあったんだ。私に90人の招待枠があり、大統領にも90人の枠があった。彼らをそこに招待した。食事も素晴らしく、皆がくつろいで話して、酒を飲んでいた。そして大統領が降りてきて、皆にスピーチをした。その後、我々は試合会場に向かったんだ。でもそこで何が起きていたかというと、よくあるチャンネル7のお天気キャスターではなく、天候を理由に戦争に行くかどうかを決定するような、軍の気象専門家が我々に天気を報告してくれていたんだ。

 嵐が迫っていた。フライオーバーはキャンセルすると。暗闇の中では戦闘機同士が近づきすぎて危険だし、悪天候の可能性もあるから、引き返して基地に戻るとのことだった。ボルサーリから連絡が来て『フライオーバーをキャンセルする』と言うんだ。私は“クソッ”と思ったよ。彼は『嵐が過ぎ去った後、被害状況を確認して、壊れたものを急いで直して、できるだけ早く観客を席に戻す。21時から21時15分の間には着席を開始できそうだ』と言っていた。そうしたら、迫ってきていた嵐が二手に分かれて、ホワイトハウスとザ・エリップス(大統領公園)を避けて、そのまま通り過ぎて行ったんだ。ボルサーリからまた電話がかかってきて『信じられないだろうけど』と言った。『どうする?』と聞かれたから、私は『外側の雨雲に少し引っかかる可能性もあるって話だろ? クソくらえ、行こう。みんなを外に出せ』と言ったんだ。彼は『あなたと大統領は歩いて向かってください。彼ら(戦闘機)が基地に引き返すまであと2分しかありません』と言った。我々はギリギリで間に合った。

 すべてが完璧なタイミングでなければならなかった。『Home of the brave(勇者の故郷)』のフレーズの瞬間に飛行機が上空を通過するんだ。あの夜のすべてが奇跡だった。もしあの嵐をまともに受けていたら、フライオーバーを失っていただけでなく、アメリカの歴史について用意していたショーの演出の多くをカットしなければならなかっただろう。本当に信じられないよ」

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