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2026年6月6日(土)に宮城県・ゼビオアリーナ仙台にて『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』が開催され、チケット全席種が完売。4,564人(消防法の規定上の上限)満員の観客のなか、本戦8試合+OPファイト4試合が行われた。
全試合後、榊原信行CEOが会見。大会総括と今後の展望を語った。メインの「東北ダービー」で扇久保博正に判定勝ちで神龍誠が新王者となったフライ級では、元谷友貴に勝利したトニー・ララミーが次期挑戦者候補に。榊原CEOは、「この黒星は非常に大きな意味を持つ」と世代交代の始まりを示唆した。
フェザー級では、仙台大会中に8月11日の『RIZIN.54』(TOYOTA ARENA TOKYO)でクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.秋元強真(JAPAN TOP TEAM)が行われることが発表された。榊原CEOは、現王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の今の契約が残り2試合であることを認めた上で、クレベルvs.秋元の勝者に“ストップ・ザ・シェイドゥラエフ”を期待。
しかし、シェイドゥラエフは「『榊原さん、実際、僕、戦う相手いますか?』って。『いないんだったら、もう世界中の強豪を呼んでください』っていう言い方もされたんで、その時にも秋元(強真)の話もしましたけど、『じゃあ、秋本でもクレベルでもいいですよ』と。ただクレベルにはもう勝っているじゃん。『じゃあ秋元』って言っても鼻で笑ってるぐらい」と、余裕の構えだったと明かした。
また、シェイドゥラエフとの次の契約交渉についても「彼はUFCに行くと決めたわけではないですから。その前に僕らはどこかでシェイドゥラエフを誰かが止めてくれれば、また全然環境変わるじゃないですか。年内にシェイドゥラエフに2つストップをかけるチャンスがある」と、大晦日前にも、シェイドゥラエフの試合を組む考えを明かし、シェイドゥラエフに土をつけることで、RIZIN卒業を翻意させたいとした。
クレベルvs.秋元が行われる同じ8月の『RIZIN.54』では、「RIZIN JAPAN GPヘビー級トーナメント」が開幕する。上田幹雄、スダリオ剛、エドポロキングの出場が決定済みで、今回の仙台大会では残り1枠を争う「査定試合」が行われ、1.2kgの体重超過だった貴賢神が酒井リョウを76秒 TKOに下した。榊原CEOは、勝者について「最初のハードルでコケてる。酒井が漢気を見せなければノーコンテンスト。今回の試合をもってしてGPに推す気持ちにはならない」とバッサリ。貴賢神は当確とならなかった。
下記は、榊原CEOとの一問一答全文。
フライ級は新王者・神龍誠が中心に、ララミーが次期挑戦者候補。扇久保と元谷はどこまで過酷な日々を過ごしていくか
「初めての東北、仙台での大会となって、このRIZINの大会いかんで、さらに東北の格闘技の熱が高まるのかどうなのか、初めて見ていただいた方も多かったと思いますし、本当に選手たちの頑張りもあって、全8試合プラスオープニングファイト4試合で、カードが弱いんじゃないかとか、少ないんじゃないかとかいろいろ言われてた声は十分僕にも届いてまして、そういった逆風もあるなか、しっかり本戦は特に全選手、魂のこもった戦いを見せてくれて素晴らしい凝縮されたいい大会になったことにまず、選手たちと選手の関係者に心をこめて御礼を伝えたいと思います。ありがとうございました。
どの試合も本当にこう、選手たちの“勝ちたい”というか、戦う気持ちが迸る、スピリットがぶつかり合う素晴らしいものでした。どれも素晴らしかった。その中でもメインのフライ級で東北出身の二人の宿命でここで戦うことになったのかもしれませんが、結果としては判定決着ではありますが、新王者誕生という歴史が動く瞬間が作り出せましたし、ここからまた新しい戦いの歴史、フライ級の新しい戦いの歴史が、神龍誠を中心に作り出されていくことを期待したいと思います。
期せずして扇久保(博正)も負けましたし、元谷(友貴)もこのRIZIN11年目、この十年に及ぶ歴史を引っ張って牽引してきたフライ級のトップアスリートが今日、黒星になったということもひょっとすると新しい流れのきっかけになるかもしれませんし、扇久保とも直接、顔合わせて少し話をしましたが、扇久保も元谷もここから先、キャリアからすると、この黒星は非常に大きな意味を持つ黒星というか。この先の自分自身の人生含めて、どこまでトップアスリートとして、この過酷な日々を過ごしていくかっていうことを自問自答するタイミングになるのかもしれません。2人とも少しクールダウンした中で、未来に向けた話をしていきたいと思います。ただ、本当に素晴らしいリアルなドラマを作り出してくれたことに感動しているとともに、お礼を言いたいと思います」
──フライ級王座戦で新王者が決定して、セミでトニー・ララミー選手が、メインの勝者への挑戦を表明しました。あの元谷選手に勝ったという素晴らしい試合でしたけど、次期挑戦者候補になり得るでしょうか。
「そうですね、今回、59kgのキャッチウェイトということではありますので、もちろんその辺のことも考慮する必要はあると思いますけれども、まあワンサイドで本当に元谷を完封してみせた、あの老獪って言うとあれですけど、本当に元谷に全く何もさせなかった戦いぶりは素晴らしいし、すごいなと感服しましたし、十分タイトルに挑戦してくる素晴らしい選手じゃないかなと思っています」
体重超過の貴賢神には「ルールを守れないやつは、もう最初の時点でプロ失格」
──ヘビー級は、(DEEPで勝利した)赤沢(幸典)選手も候補にいるなかで、貴賢神選手が勝利しましたが、残り1枠の決め手は何になるでしょうか。
「今日の貴賢神選手と酒井選手の試合も一つの参考にはしたいと思いますけど、まあ本当にルールが守れないやつは、もう最初の時点でプロ失格なんで。ヘビー級の1.2kgとフライ級の1kgとかとは意味が違うんで。そういう信頼ができない選手を、これから日本の代表を決めるっていうところに送り出すのには、正直、今日の勝ちをもってしてならないですね。もう僕らがこう頭を下げて、頭を床にこすりつけて出場を懇願した選手でもないし、このチャンスを生かそうと思うんだったらしっかり準備しろよって、本人にも言いましたけど。だからまずそういう対象として、最初のハードルでコケてるんで、酒井が本当に漢気を見せなければ、ノーコンテンストですよ。だから、今回の試合をもってして、貴賢神を推すって気持ちには僕は今日この場ではならない。最終関係者とも相談しながらですけど、まあいずれにしても、これをプロデュースしてるのは、チャリー柏木なんで、チャーリーがどう判断するか。そこに従いたいと思います」
ライト級で「台風の目に」という矢地に「無風になるってこと?」
──ISAO選手との試合後、矢地選手がこちらに来て、ライトに選手が揃ってきたので、ライト級グランプリがあるならぜひ台風の目になりたいと、言っていたんですが……。
「今日の試合で『台風の目になる』っていう風に言える矢地のメンタルがすごいなって(笑)。台風の目に……、まあ台風の目だから無風になるってことかな」
──そういうことじゃないと思うんですが(苦笑)。
「何言っちゃってるのかなと。もっとかき回して、本当に存在感を見せなければ、本当にこう……僕、個人的には試合終わって判定で負けたと思ったくらいで。当然、ジャッジ陣の判定がああいう形でフルマークだったんでは“ああ、そういうことなんだな”と、新しいレ-レギュレーションなんで、また違う基準というか、僕自身が思った結果とは違う結果になったんだなと思うんですけども、圧倒的に本当にもう完膚なきまでに完全決着をつけられるところに、ぜひ矢地選手には戻ってきてもらって、そうなったら初めて返り咲いたというふうに言えるんじゃないかと思います」









