▼バンタム級暫定王座決定戦 5分5R
×山口怜臣(TIGER MUAY THAI)3位/ 2024年NBT同級優勝&MVP 5勝2敗
[判定0-3] ※47-48×2, 46-49
〇宮城成歩滝(ストライプル新百合ヶ丘)4位 8勝2敗
※宮城が暫定王者に
正規王者・田嶋椋の『ROAD TO UFC』参戦に伴い、現在連勝街道を突き進む山口と宮城による暫定王座決定戦が決定した。両者は2024年7月、同じ立川大会以来の再戦。NBT決勝進出を賭けた一戦は、山口が判定勝利を収めている。
山口は、IMMAFバンタム級ジュニア世界選手権決勝でムハンマド・モカエフに判定負けで準優勝後、23年9月に安藤武尊にスプリット判定負けが唯一の黒星。
24年のNBTを制し、MVPにも輝くと25年は、平岡将英、松井斗輝に判定勝ちで5連勝。圧倒的なドミネートスタイルで着実にベルトへの距離を縮めてきた。
宮城は、キックボクシングベースで7勝の内6KOを誇る破壊力抜群のストライカー。23歳から格闘技をはじめ、プロデビューから3連勝後の24年7月のNBT準決勝で山口怜臣に判定負けで初黒星。11月に山木麻弥のヒジでカットし、ドクターストップで初回TKO負けで連敗に。
以降は4連勝中で、渡邉泰斗をTKO、千種純平に判定勝ち、梅原規祥を1R TKOすると、26年2月大会では、無敗のレスリングエリート・松井涼を衝撃の右ストレートでマットに沈めている。
再戦を制し、暫定王者のベルトをその腰に巻くのは、果たして山口か宮城か。
1R、サウスポーの山口にオーソドックスの宮城。ジャブで距離を測りながら詰める宮城。右ボディを打ち込んだ。さらに右ミドル。インロー。左右のパンチを打ち込む。ジャブで出た山口。出てきた宮城にタックルに入った山口だが、反応して切った宮城。宮城がボディに右をヒット。またタックルを見せるが切られる。
ケージを背負った山口だが、宮城が詰めたタイミングでタックルに入りテイクダウン。体を起こさずにパウンドを入れる山口。ケージを使って立ち上がる宮城だが、山口はクラッチを放さずにスタンドバックに回る。クラッチを切った宮城だが、その瞬間にまたタックルに入りテイクダウンした山口。ハーフにした山口は右の強いパウンドを入れる。1R終了。
2R、距離を詰めて右を打ち込んだ宮城。左を返した山口。タックルに入った山口だが、宮城が切ってパンチを入れた。しかし山口は離れずにまたタックルへ。ボディロックからテイクダウンを狙う。
ケージでこらえた宮城。切って離れた。カットしている山口だが、シングルレッグに入ってテイクダウン。宮城は下からキムラを狙ったが、山口がアームロックへのカウンターの腕十字! 腕を引き抜いて防いだ宮城。潜った山口がまたタックルへ。ケージでこらえる宮城。離れた。
山口がまたボディロックに。テイクダウン。すぐに立ちに行く宮城。押さえ込みを放してパンチを入れた山口。当たって離れる宮城。山口が左ボディを入れるが、宮城が詰めてヒザを入れる。山口がボディロックに捕らえてテイクダウン。すぐにハーフで押さえ込む。下からキムラを狙った宮城だが外れた。山口は残りわずかでニアマウントから顔面にヒジを落とす。2R終了。
3R、宮城が圧を掛けて右を打ち込む。前に出てきた山口。左を打ち込むが、宮城は右をボディに入れる。宮城の飛び込みに合わせて組んだ山口だが、宮城はすぐに沸きを差し返して離れた。詰めた宮城。ケージまで下がった山口に右を入れる。
山口のタックルは切ったが、山口も左を返す。宮城がヒザから右をヒット。左ミドルを入れた山口。タックルに入るが、また切られた。バックブローをヒットさせた山口だが辺りが浅い。山口がシングルレッグでテイクダウン。すぐにハーフで押さえ込んだ。
宮城は下からアームロックを狙い、外されると下からパンチを入れる。上の山口は密着したままパウンドを入れる。宮城は下からまたアームロックを仕掛ける。ディフェンスしている山口。のおk理わずかでレフェリーがブレイクを掛ける。ホーン。
コーナーに戻る山口の右目が大きく腫れている。
4R、開始直後に、山口の右目にドクターチェックが入る。続行。宮城がジャブを打ち込む。ワンツーで飛び込んだ山口。山口がまたシングルレッグでテイクダウンに成功。ハーフで押さえ込むとパウンドを打ち込む。体を起こした山口だが、それに合わせて立ち上がった宮城。左ミドルを入れた山口だが、宮城がケージ際まで詰めた。
左ボディを入れた宮城。山口がまたシングルレッグを狙ったが、スッポ抜けてテイクダウンできず。またシングルレッグ。担ぎ上げてテイクダウンを狙ったが、押さえ込めずに立たれた。残り1分で宮城が詰めてパンチを入れる。山口のタックルをがぶるとパウンド連打。山口は引き込んでガードを取って凌ぐ。4R終了。
5R、右目の腫れがひどくなっている山口。左フックを入れた。山口も左を返す。さらに右ボディ。さらに左ミドル。山口がシングルレッグに。片足でこらえる宮城だが、ダブルレッグに切り替えてテイクダウン。ハーフに。パウンドを入れた山口だが、体を起こした分、押さえ込みが緩んで立たれた。
左右のパンチを入れる宮城。山口はまたシングルレッグからダブルレッグの連携。さらにシングルレッグに移行してテイクダウン。宮城が立ち上がると、今度はダブルレッグで抱え上げてテイクダウン。
残り2分。ハーフで押さえ込んだ山口。パスしてサイドに出るとヒジを入れる山口。立ち上がる宮城。バックから押さえ込もうとした山口だが、すり抜けて宮城が逆にバックを取る。テイクダウンを狙う宮城だがスッポ抜けて下に。しかし立たれた。山口のバックブローが入るが、当たりが浅い。残りわずかでタックルに入った山口だがタイムアップ。
判定は48-47、48-47、49-46の3-0で宮城がバンタム級暫定王座を獲得。
試合後のインタビューでは、「おそらく山口選手は昨日体調が良くなくて、試合をするのも厳しい状況だったと思うんですけど、どんな状況でもケージに上がってきてくれて、試合をしてくれたことに感謝したいです」と対戦相手の山口に感謝をすると、「格闘技を始めたのは23歳で、妻が妊娠での帰省中に格闘技をやりたくなって、始めさせてもらいました。それから子供が3人も産まれる中で、アマチュアとプロと勝ち上がってきたので、まずは支えてくれた妻に感謝したいです。ありがとうございます。」と涙ながらに妻に感謝の言葉を述べた。
インタビュアーの川村亮から「どんなチャンピオンになりたいですか」と問われると、「PANCRASEにもっとお客さんを呼べるような、華のある選手を目指して、呼ばれれば大きなメジャープロモーションでも試合をしたいですし、そこで活躍してこのベルトの価値を高めて、最終的には自分を通してお客さんを呼べるようなチャンピオンになりたいです」と語った。






































