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【K-1】那須川天心・武尊と戦った男、史上初のK-1とRISEの両方で王者になった村越優汰が引退試合「完全燃焼したい」、最後の相手・林健太は「空気読まずに勝たせていただきたいです」

2026/07/17 04:07
 2026年9月12日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2026』の対戦カード発表記者会見が、7月16日(木)都内にて行われた。  63kg契約3分3R延長1Rで、林健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs.村越優汰(湘南格闘クラブ)が決定。村越はこれが引退試合となる。  林は2018年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で優勝を果たすと、2019年3月に卜部功也に挑戦し、第3代K-1ライト級王座に就いた。同王座は2020年12月にゴンナパーに敗れ失った。2021年にスーパー・ライト級へ転向し、2023年3月に当時の王者・大和哲也に挑戦するも判定負け。その後は稲垣柊、近藤拳成に敗れて3連敗に。1年7カ月の復帰戦となった2026年5月の上野空大戦でTKO負け。戦績は22勝(14KO)13敗2分。  村越は2011年4月にプロデビュー。2014年7月に第5代RISEバンタム級王座を獲得。同王座は2015年5月にKOで那須川天心に奪われたが、2016年9月の再戦では那須川に判定2-0で敗れるも接戦を演じた。K-1には2017年12月から参戦し、2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで優勝して王座に就き、史上初のK-1とRISEの両方で王者となった。  2019年3月に卜部弘嵩の挑戦を退け初防衛に成功すると8月にスーパー・フェザー級転向のため王座を返上。11月には武尊に判定2-0で敗れるも武尊を苦しめた。2022年4月の朝久裕貴戦でKO負けを喫し、大怪我のため長期欠場。2024年9月、約2年ぶりの復帰戦を行うも中島千博に判定負け。2025年5月、斎藤祐斗から延長戦で勝利した。戦績は32勝(11KO)11敗。  会見で村越は「この試合は僕にとって引退試合。ラストの試合なので、いろいろと今までのものを全部、林選手にぶつけたいと思っています。いろいろと喋りたいことはたくさんあるんですけど、すごい長くなっちゃうんで。今までの集大成を全部ぶつけて、やりきりたいですね。完全燃焼したいなと思っています」と意気込み。 【写真】那須川天心とは2015年5月、2016年9月の2度RISE王座を懸けて戦った 一方の林も「長いこと勝てていないので、応援してくれる人たちに勝った姿を見せたいですし、村越が引退試合という大事な試合だけど、空気読まずに勝たせていただきたいです」と、引退試合だからといって容赦はせず連敗から脱出したいと話した。  互いの印象を聞かれると、村越は「シンプルにタフ。めっちゃタフだなっていう印象が強いです」、林は「すごく上手な印象があります。それくらいかな」とそれぞれ評する。  村越は「僕も今年いろいろ続きすぎてて、まず結婚したんですよ」と、6月8日に発表した女子MMAファイターの山﨑桃子との婚約を改めて報告。「結婚と引退。この2つがなかなか僕にとってはデカい2つで、出来事的には。一人じゃなくなったんで、守るものが増えて。あとはジムも自分で始めたんですけど、ジムの会員さんとかが、いい意味で選手としての僕のことを知らない会員さんもすごいいて。そういった会員さんにも、ジムの会長としてカッコいいところを見せられたらなと思って、いつも以上に最後は気合いが入ってます」とした。 【写真】2019年11月には武尊と対戦。テクニックで武尊を苦戦させた 須藤元気K-1プロデューサーから「いつ結婚したの?」と聞かれると、「ちょっと難しい話なんですけど、プロポーズを去年のクリスマスにして、実は籍はまだ入れてなくて。僕の誕生日が9月10日なんですけど、奥さんも9月10日なんです。同じ誕生日で。試合のちょっと前で、めちゃめちゃきつい時なんですけど、絶対思い出に残るので9月10日に籍を入れようっていうことで。引退も9月大会がいいなっていう思いがあって、9月に出たいってアピールしていたんです。9月10日の誕生日は、もう減量期すぎて多分ご飯も食べられなくて。まあ、それもいい思い出になるかなと思って最後に頑張りたいです」と、試合直前の互いの誕生日に籍を入れると明かす。  すると林は「いや、勝ちたいです。9月12日は僕の息子の誕生日なんで」と、試合当日は息子の誕生日なので勝ちたいと主張。両者にとって負けられない理由をあげた。  引退を決めた理由を聞かれた村越は「まず一番は、大怪我しまして、両膝の靭帯を切って。そこから2年半ぶりに復帰して、復帰してからの目標がこの怪我から勝利をするっていうところだったんですけど、それが前回の試合で勝利をすることができました。割と満足感はあったんですよね。それでモチベーションも、そこまではすごいあったんですけれど、そこから試合に対してのモチベーションを作るのが結構難しくなってきて。  僕も格闘技の試合を結構しているので。ラストっていうことだったら、僕は気持ちもしっかり作れるし、相手も林選手でめちゃめちゃ強い選手なんで気持ちもすごい上がりますし。最後は、モチベーションもしっかり高くいけると思うんで、ここで僕は最後やりきって終わりたいなと思いました」と、モチベーションを維持するのが難しくなったからと説明。  対戦したことのある武尊が引退したことは関係しているのかと問われると、「周りは特に気にしてはないです。でもタイミングが武尊選手と同じ時期に引退なんだな、それも運命なんだなとか思いましたね」という。  SNSで引退試合の相手に名乗りをあげる選手もいたが、なぜ林に決めたのかとの質問には「何人か名乗りを上げてくれた選手はいて、それは選手としてめちゃめちゃ嬉しいことなんですけど、僕の中では申し訳ないですけどピンとくるような選手があまりいなくて。林選手は、やっぱりK-1チャンピオンになってますし、相手に不足はないかなっていうところです」と答えた。  引退試合の相手を務めることに林は「同級生が引退試合ってなったら、お前まで引退すんのかって思われるんちゃうかなとしか思ってなかったですね。それぐらいですかね。ずっと同い年で同じタイミングで世界チャンピオンになって、先にそっちが引退したらお前も辞めろよって思われそうで心配でした。一緒に引退してくれないかな。もうちょっとだけやって(笑)」と寂しい気持ちもあるようだ。  しかし、「もう一回、世界チャンピオンになるっていうモチベーションよりかは、俺は逆に小さい頃からずっとやってきて、もうちょっとだけ格闘技をやりたくて。あと残された短い期間でって考えたら、やっぱり強い選手とやりたいってなりますけど、階級を上げてからみんな身体が大きくなって、記憶を飛ばされることがたくさん増えて。せっかく試合したけど試合の記憶がほぼないんですよね。65kgに階級を上げた時の記憶が。62.5kgに下げても効かされちゃったりして、格闘技をやったっていう実感がちゃんと残ってないから、もうちょっとやりたい、やっていきたい。せっかくやるんやったら、強い選手とやりたいっていうくらいですかね」と、自分はもう少し試合をやりたいと話した。  村越といえば三日月蹴りかヒザ蹴りだが、この必殺技を最後に炸裂させたいという気持ちはあるか、と聞かれると「みんなやる相手はめっちゃ警戒してきて、めっちゃお腹を守ってくるんですよ。だから、なかなか当てるのが難しいんですけど、隙があれば狙います」とする。  これに林は「勘弁してください。あまり蹴りは好きじゃないので」と苦笑し、防ぐ自信を聞かれると「頑張ります」とした。  また、村越はこれまで戦ってきて一番印象に残っている試合には「やっぱり僕はK-1で戦っているんで、武尊選手との試合が一番記憶に残っています。その試合に関しては、僕は一生言い続けますけど、負けてないです」と武尊戦をあげ、今でも負けていたとは思わないと主張。  引退後も、得意のゴルフは続けるのかとの問いには「ゴルフはね、長くできるスポーツなんで。引き続き長くはやっていきますし、なんか格闘技を引退するんで、ちょっとゴルフをね。僕は結構うまいので売っているので、仕事にもつながったらいいかなと思ってます」と続けていくと語った。
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